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タワマン〜墜ちた女達〜
第21章 4人目〜椎名風花〜

心配な点としては風花が狩野と晴香達との関係に気づき、狩野ではなく、彼女達に嫌がらせなどがいくことだが、風花の性格上、その可能性も低い。面倒見が良く、さっぱりした性格の風花がその様なことはしないだろう。狩野を徹底的に嫌がらせ軽蔑してはくるだろうが…。
それでも金に物を言わせ、その気高き夜の蝶を墜とす。風花が狩野を睨みながらも、快楽に墜ちる姿を想像すると、下半身が熱くなる。
その日から、狩野は風花をターゲットに据え、本格的に動き出す。
後日、狩野は1人でCLUBCheekを訪れていた。風花の様子を確認するためだ。探偵によると、風花が父親の横領に気づいている可能性があるとのことだった。最近、不自然に父親と会う回数が増えている。風花が父親のところに出向き、話し合う姿が目撃されている。
「いらっしゃいませ。狩野さん。お久しぶりですね。」
お店に入った狩野を大きな胸を強調した可愛らしい女性が出迎えてくれる。狩野の働いていた会社の後輩の田所に絡まれていた咲希という女性だった。
「咲希ちゃんだっけ?久しぶり。」
「名前、覚えてくださってて、嬉しいです♡」
ニコニコしながら咲希が席へと案内してくれる。
「あの日以来、咲希ちゃん、狩野さんが来るのを心待ちにしてたんですよ?」
以前来た時に村木に付いていた恵里菜がからかうように言う。
「もう…恵里菜さんっ!でも、狩野さん、あの時はありがとうございました。あれ以来、田所さん、おとなしくしてくれてます。」
「そりゃ、良かった。しかし、あれだけ騒いでおいて、まだここに来れるのか…。相変わらず図太い奴だな…。」
「飲み過ぎなければいいお客様なんですけどね…。」
咲希と恵里菜は2人してため息をつく。そんな2人に同意しながら、狩野は素早く店の中を見渡す。どうやら風花はいないようだ。
「今日、風華さんは…?」
狩野は2人に尋ねる。
「ふふっ…。狩野さんの風華さんに会えない病が再発したかも…って言いたいところですけど、たぶん、もうすぐ来られますよ?今日は同伴みたいですから。」
恵里菜が以前、狩野がずっと風華に会えなかった時のことをからかってくる。
「今回もかなってちょっと心配したよ。まあ、咲希ちゃんと恵里菜さんが付いてくれるなら、満足だけど。」
「あら、お上手ですね。」
「嬉しいですね。そう言っていただけると。」
それでも金に物を言わせ、その気高き夜の蝶を墜とす。風花が狩野を睨みながらも、快楽に墜ちる姿を想像すると、下半身が熱くなる。
その日から、狩野は風花をターゲットに据え、本格的に動き出す。
後日、狩野は1人でCLUBCheekを訪れていた。風花の様子を確認するためだ。探偵によると、風花が父親の横領に気づいている可能性があるとのことだった。最近、不自然に父親と会う回数が増えている。風花が父親のところに出向き、話し合う姿が目撃されている。
「いらっしゃいませ。狩野さん。お久しぶりですね。」
お店に入った狩野を大きな胸を強調した可愛らしい女性が出迎えてくれる。狩野の働いていた会社の後輩の田所に絡まれていた咲希という女性だった。
「咲希ちゃんだっけ?久しぶり。」
「名前、覚えてくださってて、嬉しいです♡」
ニコニコしながら咲希が席へと案内してくれる。
「あの日以来、咲希ちゃん、狩野さんが来るのを心待ちにしてたんですよ?」
以前来た時に村木に付いていた恵里菜がからかうように言う。
「もう…恵里菜さんっ!でも、狩野さん、あの時はありがとうございました。あれ以来、田所さん、おとなしくしてくれてます。」
「そりゃ、良かった。しかし、あれだけ騒いでおいて、まだここに来れるのか…。相変わらず図太い奴だな…。」
「飲み過ぎなければいいお客様なんですけどね…。」
咲希と恵里菜は2人してため息をつく。そんな2人に同意しながら、狩野は素早く店の中を見渡す。どうやら風花はいないようだ。
「今日、風華さんは…?」
狩野は2人に尋ねる。
「ふふっ…。狩野さんの風華さんに会えない病が再発したかも…って言いたいところですけど、たぶん、もうすぐ来られますよ?今日は同伴みたいですから。」
恵里菜が以前、狩野がずっと風華に会えなかった時のことをからかってくる。
「今回もかなってちょっと心配したよ。まあ、咲希ちゃんと恵里菜さんが付いてくれるなら、満足だけど。」
「あら、お上手ですね。」
「嬉しいですね。そう言っていただけると。」

