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タワマン〜墜ちた女達〜
第21章 4人目〜椎名風花〜
「ふむ…。そうかもしれないな…。」

「そう…。特にこのマンションの住民はね…。皆そうよ…。そういう自己顕示欲にまみれた人達の住む場所。程度の差はあれど、皆ね…。私ももちろんそう。私なんかは仕事でもそうだし…。気づいてますか?孝宏が抱いた3人…。最近、特にきれいになってますよ…?」

「確かにな…。晴香が1番その傾向が強いが…。やっぱりそう感じるか…。」

「女性は男性の目があれば自然ときれいになります。ましてや、ライバルの存在が明確なら、なおさらです。だから…私も負けないようにしなきゃ…。」

「風花は十分きれいだし、それに1番自分を良く見せる術を知っていると思うが…?」

「孝宏はそれだけで満足しないんでしょ?人にはそれぞれ武器がある…。伊藤さんみたいにおとなしく可愛らしい雰囲気が武器になることもあるし、湯中さんみたいに凶悪な主張の激しい胸に吸い寄せられる男性も多いでしょ?誰だって自分の武器を持ってるのよ…?だから…私も武器を増やさないと…。」

狩野は感心しながら、風花の話を聞く。こんな風に対等に話せる存在もありがたい。従順な晴香。快楽に溺れる真千子。全てを受け入れる礼奈。3人とは違う魅力が詰まった風花。

ますます今後が楽しみになる。

狩野はそう考えながら、風花を改めて抱き寄せる。

「すっかり話し込んでしまったな…。まぁ、おかげで復活できたけど…。そろそろ上がって、ベッドへ行こうか…?」

「あっ…。わ、私は…もう少し…お話してても…。んぢゅ…ぅる。んはぁっ…♡もう…♡もう少し休ませてくれてもぉ…。んんっ…♡」

「だめだな…。風花の素晴らしさを再認識できた分、早く挿れたいと、元気になってしまったからな…。」

「本当…。まだまだ硬い…。これでまた…。私は虐められちゃうんですね…?」

湯の中でツンツンと狩野の硬くなったモノを指で突く風花。

「あんまりすると我慢できなくなって、ここで襲うぞ?」

「ふふっ…。さすがにこれ以上はのぼせちゃいそう…。では、行きましょうか…。」

風花は立ち上がり、煌めく裸体を晒しながら、浴槽を出る。狩野はその姿を見送りながら、激しい欲望に駆られる。狩野は浴槽に浸かったまま、風花が脱衣所で濡れた身体を拭き終わるのを見計らい、風呂から上がり、脱衣所に向かう。

脱衣所では風花がタオル1枚を身体に巻き付けた状態で髪を拭いている。
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