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第22章 狩野の日常③

「旦那さんは確か…大手の取締役の…。少し年齢が上ですよね…？奥さんのためにアニメ頑張って見たけど、さすがについていけないかもしれませんね…。でも、理解あるだけ、凄いと思いますよ？私達より上の年代はアニメを軽蔑する人もいるくらいなんですから。」

「そう…。はい…。わかってるけど…。」

口調がすっかり戻ってしまった萌衣。狩野は今日はこの辺りが引き際だと感じる。

「あ…、そろそろ私は失礼します。今度会う時までにしっかり見ておきますから、またアニメの話聞かせてください。」

「う…うん…。」

萌衣は俯いたまま、小さく返事する。その手がプールの中で下半身に触れていた事を狩野は気づいていなかった。

「はあっ…♡んふぅっ…！はうぅっ…ん♡やぁっ…！」

狩野がプールを去った後、萌衣は急いで自室に戻り、慌ただしく準備して、自慰に耽る。

「あぁぁっ…！マキトさぁん…♡ダメぇ…！そんなっ…！生チンポぉ…ズボズボしちゃぁ…！うひぃっっ…！はうぅっ…ん♡イッぢゃゔのぉ…！リリカのはしたないマンコにぃ…！マキトざんの熱い精子ぃっ…！ぢょゔらぁいっ！あはぁっっ…ぁあんっ…♡」

萌衣は大好きなアニメの主人公に犯される裏ヒロインを演じながら、激しい自慰に耽っていた。本来の美しい黒髪を隠し、銀髪のショートカットのウィッグを付けている。瞳は青のカラコン。魔法少女であるリリカの衣装に身を包んでいる。

「んはああぁぁっ！孕むぅっ…！嫌なのにぃっ…！精子いっぱぁいっ…！私の厭らしいマンコにぃ…！たくさんっ…！孕んぢゃ…ぅうう！」

萌衣は激しく秘部にバイブを出し入れし、絶頂を迎える。その両手は自身で軽く縛ってさえいた。

「はぁ…。私…何してるんだろ…。」

自慰が終わり、萌衣は虚しいため息をつく。萌衣は毎日の日課のように自慰をする。時間があれば今日のようにわざわざコスプレしてからすることもある。アニメの中の様々なキャラになりきり、無茶苦茶に犯されることを想像してするのだ。
萌衣は自慰好き、コスプレ、イメプレ好き、淫語たっぷりのドＭというかなりの変態性を持っていた。夫とはコスプレはしないが、手足を縛られ虐められる行為で快感を与えられていた。
萌衣が離婚できない理由はここにもある。自分の性癖をカミングアウトするのが不可能に近く、さらにそれを受け入れてくれる男性を見つけるのが困難だからだ。