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タワマン〜墜ちた女達〜
第22章 狩野の日常③
「いや…、さすがに俺も…そこまで手当たり次第ではないさ…。」

「そうですか…?その割にはすでに5人?も…。さらに秘密にしてる方がいそうですし…。」

礼奈がジトっとした目を向けてくる。

「そ…そういえば…礼奈は美夜に…何かしらアプローチされたことはないのか?」

「アプローチ…?」

狩野が慌てて話題を変えるため、美夜が礼奈に触手を伸ばしていないか確認する。風花にアプローチしたのなら、礼奈にしててもおかしくはない。しかし、礼奈は小首をかしげる。
しばらく考えた後に思い出したように言う。

「ああ…、美夜様が女性好きというお話ですね…。確かにその気はありそうですが…。どうなんでしょう…?私が入社とほぼ同時に美夜様は入居されましたけど、最初はかなり親しくしていただきましたが…。ご存知のように以前の私は基本冷淡に応対していましたから…。そこまでのアプローチは記憶にないですね…。私はタイプではなかったのでは?」

「そうかな…。見た目や仕事ぶりからすれば礼奈にアプローチしててもおかしくないが…。まあ、いいか…。考えても仕方ない。」

「狩野様の計画に口出すつもりはありませんし、お手伝いいたしますが、ほどほどにお願いしますね?私達はすでに身も心も狩野様のもの…。狩野様の自由にしていただいて構わないのですが…あまりにほっとかれるのは寂しいですから…。」

礼奈は寂しさを滲ませた瞳で言う。狩野はそっと礼奈を抱き締める。

「わかってる。全ては俺のわがままだが…、お前達に寂しい思いをさせないようにするさ…。あと2人…。あと2人を手に入れたら満足する…。」

狩野は礼奈にそう囁やくのだった。礼奈は黙って頷く。その後、狩野は晴香、真千子、紗綾、風花にも同じように『寂しい思いをさせず、大切にする』とそれぞれに宣言しておく。こういったことは平等に伝えておくべきことだからだ。

晴香と紗綾は泣いて喜び抱きついてきて、真千子は証明してほしいと、そのまま抱いてほしいとせがみ、風花は笑って、契約に寂しい思いをさせないとは入っていないので、努力義務でいいですと言う。しかし、狩野の言葉は嬉しかったようで、その夜は風花が積極的に求めてきた。

こうして、5人との関係を確固たるものにしていく狩野に、ある日、萌衣からコスプレのお誘いが、狩野のもとに届いた。いよいよ萌衣を手に入れる機会が巡ってきたのだ…。
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