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タワマン〜墜ちた女達〜
第23章 5人目〜蒲田萌衣~

そんなことを狩野が考えているとは露知らず、萌衣はウキウキした様子で準備している。萌衣の頭の中にはマキトと雅がプールサイドに立つ写真の構図でいっぱいだった。
『どうしよう…。あのシーンを再現できるっ…!あのシーンも…。あぁ、水着姿でプールに入る2人も…。でも、か…カメラマンいないから…。どうやって撮ろう…?と…とにかく行ってから…。こんなチャンス…もう2度と来ないから…。』
萌衣は取り急ぎ荷物をまとめる。そして2人でこっそり部屋を出る。コートで衣装を隠しているが、ツインテールの髪型などは隠しようがない。狩野はマキトの姿のままだ。他の住民に会わないようにと、ビクビクしながら、プールへ向かう。
幸いにして、誰とも出会うことなく、プールに辿り着く。狩野はプールのドアの鍵を閉めてしまう。
「コンシェルジュの高城さんに言って、今日は誰も入って来ないように、貸し切りにしてと頼みましたから。遠慮なく撮影できますよ…。」
「わざわざありがとうございます。どうやって撮ろうかな…。」
萌衣は早速、写真撮影の構図を考え始める。狩野は荷物をベンチに置きながら、用意していたものを取り出し、プールサイドで画角を考える萌衣にそっと近づく。
「雅…。ちょっといいかい?手を出してくれないか…?」
「ん…?どうしたの…?ま…マキト…?手を出せばいいの…?」
キャラの名前で呼ばれることにドキドキするほうが先に立ち、狩野の言葉に疑問を抱くことなく、手を出す萌衣。特に意味なく両手を差し出した萌衣に対して、狩野は素早く持っていた手錠を嵌める。ガチャリと音を立てて、手錠が締まる。
「へっ…!?な…何これ…?どういう…?きゃっ…ん!?」
狩野はこれまた準備済みだった大きなビーチマットに萌衣を転がし、上から覆い被さる。
「なっ…!?何をっ…?か…狩野さん…?何のつもり…?」
萌衣はほとんどキス出来るほど近づいた狩野の顔を呆然と見つめる。状況が上手く理解出来ない。なぜ自分は押し倒され、なぜ狩野が覆い被さってきてるのか、未だ理解していなかった。
「やだな…。今はマキトって呼んでくれないと…。マキトと雅はプールサイドで互いの初体験を済ませる描写が原作にはありましたよね…?アニメではほとんどカットされてたけど…。あれを今から再現するんですよ…。私と萌衣さんで…。マキトと雅がしたことを…。」
『どうしよう…。あのシーンを再現できるっ…!あのシーンも…。あぁ、水着姿でプールに入る2人も…。でも、か…カメラマンいないから…。どうやって撮ろう…?と…とにかく行ってから…。こんなチャンス…もう2度と来ないから…。』
萌衣は取り急ぎ荷物をまとめる。そして2人でこっそり部屋を出る。コートで衣装を隠しているが、ツインテールの髪型などは隠しようがない。狩野はマキトの姿のままだ。他の住民に会わないようにと、ビクビクしながら、プールへ向かう。
幸いにして、誰とも出会うことなく、プールに辿り着く。狩野はプールのドアの鍵を閉めてしまう。
「コンシェルジュの高城さんに言って、今日は誰も入って来ないように、貸し切りにしてと頼みましたから。遠慮なく撮影できますよ…。」
「わざわざありがとうございます。どうやって撮ろうかな…。」
萌衣は早速、写真撮影の構図を考え始める。狩野は荷物をベンチに置きながら、用意していたものを取り出し、プールサイドで画角を考える萌衣にそっと近づく。
「雅…。ちょっといいかい?手を出してくれないか…?」
「ん…?どうしたの…?ま…マキト…?手を出せばいいの…?」
キャラの名前で呼ばれることにドキドキするほうが先に立ち、狩野の言葉に疑問を抱くことなく、手を出す萌衣。特に意味なく両手を差し出した萌衣に対して、狩野は素早く持っていた手錠を嵌める。ガチャリと音を立てて、手錠が締まる。
「へっ…!?な…何これ…?どういう…?きゃっ…ん!?」
狩野はこれまた準備済みだった大きなビーチマットに萌衣を転がし、上から覆い被さる。
「なっ…!?何をっ…?か…狩野さん…?何のつもり…?」
萌衣はほとんどキス出来るほど近づいた狩野の顔を呆然と見つめる。状況が上手く理解出来ない。なぜ自分は押し倒され、なぜ狩野が覆い被さってきてるのか、未だ理解していなかった。
「やだな…。今はマキトって呼んでくれないと…。マキトと雅はプールサイドで互いの初体験を済ませる描写が原作にはありましたよね…?アニメではほとんどカットされてたけど…。あれを今から再現するんですよ…。私と萌衣さんで…。マキトと雅がしたことを…。」

