この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
タワマン〜墜ちた女達〜
第4章 1人目〜伊藤晴香〜

「エッ…?た、種…?無し…?」
狩野の驚きの告白に晴香は呆然と呟く。身体的な秘密をサラリと言った狩野の言葉が上手く理解できない。そんな晴香に説明してやる。
「俺はね…。数年前に調べてもらったことがあってね…。無精子病だと診断されたんだ…。治療薬はなくて、手術しても難しいらしい…。疑うなら診断書もあるよ…。」
「そう…なんですか…。それは…。」
晴香は何と言っていいかわからず、戸惑うばかりである。
「そういうことだからこそ、晴香にも遠慮なく中出ししたのさ…。そうでなければ、人妻に中出しなんてできないさ…。もし、妊娠したら大変なことになる…。」
「は、はい…。さすがに妊娠したら…主人にも何と言えば…。」
「親もね…。孫の顔が見たいと、他の病院で調べるように言われて、いくつかの病院を当たったけど、結果は変わらず。まぁ、最初はショックだったけど、今となっては良かったと思うさ…。何も気にせず晴香を抱けるんだから…。」
そう言って狩野は晴香を抱き寄せる。晴香はその言葉の裏には哀しみが含まれているように感じた。晴香自身、子どもがいないどころか、子づくりさえできていない。晴香は子どもがほしいと思うことはあるが、夫は晴香に触れることもない。このまま、子どもを産む機会は来ないだろうとはるは諦めていた。
しんみりした雰囲気を振り払うように狩野が言う。
「さて…、今は…11時か…。晴香は時間大丈夫?何か予定は…?」
「は、はい…。大丈夫です。家のことは終わってますし…。主人は仕事でいませんし。」
「ご主人が突然帰ってきたり、連絡が来ることは?」
「な、ないです…。夜…帰って来る前に連絡があるくらいで…。日中は私が出かけたりしても、何か言われることは…ないです。」
「そうか…。じゃあ、もう少し一緒にいても大丈夫だな?」
「は、はい…。大丈夫です。」
狩野の一緒にいたいと言う言葉に嬉しく感じる晴香。大学を卒業してすぐ結婚した晴香はまともに恋愛経験がなく、こんな風に一緒にいたいなど言われたことがなかった。脅迫され、無理やりのように始まった関係だが、晴香は初めて人妻としてでなく、1人の女として見てもらえることに喜びを感じていた。
「よし、じゃあ、少し片付けようか…。」
狩野がソファに視線を落とすと、ソファは晴香の愛液でビショビショに汚れている。
狩野の驚きの告白に晴香は呆然と呟く。身体的な秘密をサラリと言った狩野の言葉が上手く理解できない。そんな晴香に説明してやる。
「俺はね…。数年前に調べてもらったことがあってね…。無精子病だと診断されたんだ…。治療薬はなくて、手術しても難しいらしい…。疑うなら診断書もあるよ…。」
「そう…なんですか…。それは…。」
晴香は何と言っていいかわからず、戸惑うばかりである。
「そういうことだからこそ、晴香にも遠慮なく中出ししたのさ…。そうでなければ、人妻に中出しなんてできないさ…。もし、妊娠したら大変なことになる…。」
「は、はい…。さすがに妊娠したら…主人にも何と言えば…。」
「親もね…。孫の顔が見たいと、他の病院で調べるように言われて、いくつかの病院を当たったけど、結果は変わらず。まぁ、最初はショックだったけど、今となっては良かったと思うさ…。何も気にせず晴香を抱けるんだから…。」
そう言って狩野は晴香を抱き寄せる。晴香はその言葉の裏には哀しみが含まれているように感じた。晴香自身、子どもがいないどころか、子づくりさえできていない。晴香は子どもがほしいと思うことはあるが、夫は晴香に触れることもない。このまま、子どもを産む機会は来ないだろうとはるは諦めていた。
しんみりした雰囲気を振り払うように狩野が言う。
「さて…、今は…11時か…。晴香は時間大丈夫?何か予定は…?」
「は、はい…。大丈夫です。家のことは終わってますし…。主人は仕事でいませんし。」
「ご主人が突然帰ってきたり、連絡が来ることは?」
「な、ないです…。夜…帰って来る前に連絡があるくらいで…。日中は私が出かけたりしても、何か言われることは…ないです。」
「そうか…。じゃあ、もう少し一緒にいても大丈夫だな?」
「は、はい…。大丈夫です。」
狩野の一緒にいたいと言う言葉に嬉しく感じる晴香。大学を卒業してすぐ結婚した晴香はまともに恋愛経験がなく、こんな風に一緒にいたいなど言われたことがなかった。脅迫され、無理やりのように始まった関係だが、晴香は初めて人妻としてでなく、1人の女として見てもらえることに喜びを感じていた。
「よし、じゃあ、少し片付けようか…。」
狩野がソファに視線を落とすと、ソファは晴香の愛液でビショビショに汚れている。

