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第24章 紗綾の特別マッサージ

「ああ、本当に疲れが取れた感じだな…。」

「じゃあ、今度は仰向けになってください。」

狩野は言われた通り、仰向けになる。紗綾は狩野の頭の方に立ち、そこから肩を揉んでくれる。さらに鎖骨や胸板に手を伸ばしてくる。それにより、紗綾の胸がちょうど狩野の顔に軽く押し付けられるようになる。

どうやらわざと当たるようにしているようだ。しかも、制服の下はノーブラらしい。ブラではなく、柔らかな感触が当たる。狩野はそれに対して何も言わず、マッサージを享受する。

紗綾は熱心にマッサージしながら、狩野の乳首を時折弄る。胸を押し付けながらで、完全に性感マッサージである。これがまたプロ並みに上手い。狩野は疲れた体を癒やされながらも、股間のモノが大きくなっていくのを自覚する。

「あらあら…。お客様ぁ…？いけませんわ…。そんなに大きくされたら…目のやり場に困っちゃいます…。」

「すまん、すまん…。あまりにも気持ち良くて…。胸も当たるから…。」

「私の小さな胸で興奮してくれるなんて…。嬉しいですわ…。」

今も顔に胸が押し付けられた状態なので、紗綾の顔は見えないが、ねっとりと妖しさを伴った声が狩野の耳をくすぐる。その声が狩野の股間を熱くする。

「お客様のここ…。苦しそう…。良かったら…特別マッサージさせていただきますけど…いかがいたしますか…？」

「特別マッサージ…？」

「ええ…。お客様のためだけの…。普段はこんなことしませんけど…。お客様なら…。お嫌ですか…？」

「嫌…、嫌どころか、ぜひしてほしいな…。君みたいな可愛い人にやってもらえるなら…。」

「ふふ…。お上手ですこと…。ココで…何人もの女性を泣かせてるんじゃないですかぁ…？お客様は魅力的ですし…。」

「いや…、そんなことは…。ん〜。」

狩野が返事に困っていると、紗綾はクスリと笑い、言う。

「気にしないでください。私も…お客様が思っているより、はしたない女なんです…。」

紗綾の声色が、少し暗く真面目なものへと変化する。ゆっくりと足腰へのマッサージを続けながら、ぽつぽつと自分のことを語り始める。

「こ…高校生の時に…初体験を済ませたんです…。痛い痛いって、聞いてたけど…全然そんなことなくて…。どちらかと言うと、気持ち良くて…。でも…相手も初めての人で…。」

狩野は黙って紗綾の話に耳を傾ける。