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タワマン〜墜ちた女達〜
第24章 紗綾の特別マッサージ

「初めての人でこんなに気持ち良いなら、経験者の人としたら、もっと気持ち良いのかなって…思っちゃって…。そこから、いろんな人に抱かれました…。自分がエッチが好きなんだって…自覚しちゃったんですよね…。」
紗綾は自嘲するように笑う。
「エッチが好きで…大学の時からは風俗のアルバイトもするようになっちゃって…。でも…それが…周りにバレて…。同性からは蔑まれて…。異性からは身体目当てで…近寄って来る人が多くて…。だんだん心が疲れてしまって…。」
途中から紗綾の声が震え始める。悲しい過去を思い出し、泣きそうになっているのだろう。狩野は動きが止まった手をそっと握ってやる。
ハッとしたように紗綾が狩野を見つめ、くすむような笑顔を見せる。
「就職を期に地元の交友関係とかも全部捨ててきました。そしたら…会社の先輩が優しくて…。久しぶりに一人の人間として、普通に接してくれて…。とっても嬉しかったんです…。」
そう言って紗綾は狩野の胸に唇を這わせる。
「その人は…私に優しさと…そして…全てを忘れさせてくれる気持ち良さもくれたんです…。だから…、だから私はその人のためなら…何でもしたいんです…。その人が…他の女性と…関係があっても…。だから…マッサージくらい…いつでも…。」
涙を浮かべながらも狩野に笑いかける紗綾を抱き締める。
「紗綾…。確かに俺は他の女性も抱いている。今もその関係は続いてる…。病気のこともあって…結婚する気持ちも今はない…。でも…紗綾。紗綾は俺の…なんというか…オアシスみたいな人だ…。いろんな事があっても…紗綾のところに来ると、全て忘れてリセット出来るんだ…。」
「孝宏さん…。嬉しい…。それだけで…私は…満足です…。」
紗綾は潤んだ瞳で唇を重ねてくる。2人は情熱的なキスを繰り返す。飽きるまで、長く長く、そして…深く…。どれだけの時間が経ったかわからないくらい長いキスであった。
2人はようやく身を離す。照れくさそうに紗綾が言う。
「すみません…。お客様…。長々とお話しを聞いていただいて…。お詫びにたっぷりとサービスいたしますね…?」
あくまでもマッサージの従業員のような振る舞いを続ける。そうでもしないと、素直に自分のことを、風俗で働いていたことなどを話せなかったのだろうと、今の狩野には理解できた。
狩野は紗綾が風俗嬢であったことなど気にはしない。
紗綾は自嘲するように笑う。
「エッチが好きで…大学の時からは風俗のアルバイトもするようになっちゃって…。でも…それが…周りにバレて…。同性からは蔑まれて…。異性からは身体目当てで…近寄って来る人が多くて…。だんだん心が疲れてしまって…。」
途中から紗綾の声が震え始める。悲しい過去を思い出し、泣きそうになっているのだろう。狩野は動きが止まった手をそっと握ってやる。
ハッとしたように紗綾が狩野を見つめ、くすむような笑顔を見せる。
「就職を期に地元の交友関係とかも全部捨ててきました。そしたら…会社の先輩が優しくて…。久しぶりに一人の人間として、普通に接してくれて…。とっても嬉しかったんです…。」
そう言って紗綾は狩野の胸に唇を這わせる。
「その人は…私に優しさと…そして…全てを忘れさせてくれる気持ち良さもくれたんです…。だから…、だから私はその人のためなら…何でもしたいんです…。その人が…他の女性と…関係があっても…。だから…マッサージくらい…いつでも…。」
涙を浮かべながらも狩野に笑いかける紗綾を抱き締める。
「紗綾…。確かに俺は他の女性も抱いている。今もその関係は続いてる…。病気のこともあって…結婚する気持ちも今はない…。でも…紗綾。紗綾は俺の…なんというか…オアシスみたいな人だ…。いろんな事があっても…紗綾のところに来ると、全て忘れてリセット出来るんだ…。」
「孝宏さん…。嬉しい…。それだけで…私は…満足です…。」
紗綾は潤んだ瞳で唇を重ねてくる。2人は情熱的なキスを繰り返す。飽きるまで、長く長く、そして…深く…。どれだけの時間が経ったかわからないくらい長いキスであった。
2人はようやく身を離す。照れくさそうに紗綾が言う。
「すみません…。お客様…。長々とお話しを聞いていただいて…。お詫びにたっぷりとサービスいたしますね…?」
あくまでもマッサージの従業員のような振る舞いを続ける。そうでもしないと、素直に自分のことを、風俗で働いていたことなどを話せなかったのだろうと、今の狩野には理解できた。
狩野は紗綾が風俗嬢であったことなど気にはしない。

