この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タワマン〜墜ちた女達〜
第26章 佐藤恵美との一夜
狩野の褒め言葉に照れたように応える佐藤。ほんのり頬が色づき艶めかしい。佐藤は背が高く、スラッとした体型をしている。胸の膨らみもしっかりあり、スタイルも良い。
酒が入ったせいもあるが、狩野は佐藤の姿に欲情している自分に気づく。

食事中は仕事の話やプライベートの話まで幅広く、楽しく会話していたが、突っ込んだ話は出来なかった。食事が終わり、残ったワインを傾けながら、狩野は佐藤を誘う。

「楽しい食事が出来て良かったよ…。」

「私のほうこそ…。楽しくて、美味しくて…。本当にありがとうございます。」

「いやいや、気にしないで。それより、せっかくなら…、このホテルはバーもあるけど、そこでもう少し飲まない?時間がないなら、仕方ないけど。」

「バーですか…?いいんですか…?」

「もちろんだよ…。佐藤さんみたいな美人と飲めるなら、大歓迎さ…。」

「狩野さんって、すぐ人をそうやって褒めておだてるんだから…。」

「いやいや、本心だよ?じゃあ、場所を変えて、もう少しだけ飲もう。」

「はい…。」

2人は同じホテルのバーへと移動する。すっかり気を許した様子の佐藤は狩野との距離が近く、寄り添うように歩く。

「寄ってない?大丈夫?」

狩野がさり気なく腰に手を回すが、嫌がる様子もなく、逆に狩野にしなだれかかるように佐藤は密着する。

「大丈夫です。少し酔っただけですから…。」

潤んだように見える瞳を向けてくる佐藤。このまま部屋に連れ込んでもいいように思うが、肝心の美夜についての話が聞けていない。狩野は欲望が先走りそうになるのを、ぐっと堪え、バーへ向かう。

落ち着いた雰囲気のバー。カウンターの隅に2人並んで酒を飲み始める。

「久しぶりに狩野さんと会って…昔のこと思い出しちゃったんですよね…。」

そうやって佐藤がポツリポツリと自分のことを話し始める。狩野は黙って頷き、先を促してやる。

「昔は自分の好きな仕事に情熱を燃やしてたと思えるけど…、今はどうなのかなって…。」

「仕事楽しいって言ってたけど…?」

「もちろん、仕事は楽しいし、責任ある仕事で嬉しいんですけど…。でも…、それが本当に自分の力なのかなって…。」

「佐藤さん、仕事出来るから…。なんで自分の力じゃないって思うの?」

「それは…。み…、柊社長が…。柊社長のおかげというか…。なんて言えば良いんだろ…。」
/498ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ