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タワマン〜墜ちた女達〜
第26章 佐藤恵美との一夜
「本音と建前がどうなのかばかり気にして…。自分の評価がわからなくなって…。自信失くしちゃってて…。」

悲しそうな顔をする佐藤の手に狩野はそっと自分の手を重ねる。

「もっと自分に自信持っていいよ?あの頃も、今も佐藤さんは魅力的だよ?外見じゃなくて、きちんと仕事が出来る内面からきれいな女性だと…俺はそう思うよ…。」

「狩野さん…。嬉しい…。」

佐藤は重ねられた手を嫌がるどころか、反対に握り返してきた。狩野はすでに佐藤を抱く決意を固めていた。予定より1人増えても関係ない。今は佐藤を抱きたいと思う。

「佐藤さん…。部屋に行こう…?」

狩野はカウンターにそっとホテルのカードキーを置く。
その音にハッとしたように顔を上げ、ジッと狩野を見つめる。狩野は臆することなく、その視線を見返す。

「…はい。」

囁やくように応え、ギュッと握る手に力が入る。狩野はその手を握り返し、佐藤の手を引き、立ち上がる。

狩野はバーテンダーに支払いは部屋の分と一緒に払うことを告げて、そのまま部屋へ向かう。2人でエレベーターに乗り込むと、佐藤が狩野に抱きついてくる。

「狩野さん…。最初から…このつもりで…?」

「こうなればいいな…とは思ってたよ?ならなければ、1人寂しく寝るだけさ…。」

「悪い人…。んちゅぅ…。」

佐藤のほうから軽いキスされる。狩野は佐藤の腰について手を回し、しっかり抱き締める。佐藤は力が抜け、身体を狩野に預ける。

狩野は佐藤を連れて、ホテルのスイートルームに入る。ドアを閉めてすぐに狩野は改めて佐藤を抱き締め、唇を重ねる。

「んぢゅるぅ…。んっ…。ぢゅる…ぅる。んはぁっ…♡か…狩野さぁ…ん♡」

「佐藤さん…。今夜は全て忘れて…。俺が君の魅力を確かめるから…。」

「んっ…。はぁっ…♡こ…こんな風に男性にされるの…久しぶりで…。緊張しちゃう…。」

「ん…?男性に…?まるで男性じゃない人とはしてる言い方だね…?」

狩野が一歩踏み込んだ質問をする。佐藤は1度俯き、その後に激しく唇を合わせてくる。

「んぢゅぅ…♡んっ…。んむぅっ…♡わ…私…、レズでもあって…、最近は女性としかしてなくて…。ぢゅる…ぅる。」

「俺と…してもいいの…?」

「こ…今夜だけ…。今夜は…狩野さんに抱かれたい…。狩野さんが言ってくれたこと…嬉しくて…。だから…。」

「俺も嬉しいよ…。」
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