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タワマン〜墜ちた女達〜
第26章 佐藤恵美との一夜
「そろそろ上がって、ベッドに行こうか?」

「うん…。んぢゅ…ぅる♡ちゅるぅ…んんっ…。」

聞きたいことはだいたい聞いた。ちょうど良いくらいに恵美の身体もほぐれたので、ベッドに誘う。狩野が先に上がり、少し遅れて恵美が上がる。

恵美が裸を見られるのを恥ずかしがるので、狩野は手早く体を拭いて、先にベッドへ行く。少し待つと、ホテルのガウンを着た恵美がスルリとベッドに潜り込んでくる。

狩野は恵美の身体を抱き締める。

「久しぶりで怖くなったら、遠慮なく言って?そうじゃないと、恵美の身体に夢中になって止まれないかも…。」

「もう…♡孝宏ってすぐそうやって褒めるから…。絶対、たくさんの女性泣かしてきたでしょ…?」

「否定はしないかな…。」

「やっぱり…。彼女いるんじゃないの…?いいの…?こんなことして…?」

「それは恵美だって…。柊さんがいるのに、いいの?お互いに今日だけ、全てを忘れて楽しむんでしょ?」

暗に他の女性がいることを仄めかしながらも、狩野は明言しない。これは恵美にとっても、狩野にとっても火遊びだということを印象付ける。

恵美もそれで納得する。今日、狩野に抱かれたからといって、すぐに美夜と別れるつもりなどない。今日は欲をぶつけ合い、嫌なことを忘れるための日。そう割り切っている。

その後、2人は布団の中で身体を密着させていく。恵美が普段、美夜という女性との行為に慣れているので、前戯を長く、徹底的に行う。

胸を揉みしだき、乳首を刺激する。お尻を撫で回し、肌に指を滑らせる。特にクンニを丁寧にしていく。陰唇を舐め、クリトリスを弄り、指を挿れる前に十分に恵美の秘部が濡れるほどに。

「くはぁ…ぁん♡孝宏ぉ…♡そこぉ…いいのぉ…。も…もっとしてぇ…♡ひゃぁ…ん!んひぃ…♡いいっ…!あはぁ…♡んくぅっ…!はうぅっ…ん♡ねちっこすぎるゅぅ…。んひゅぅ…!あっ…あぁぁっ…!」

恵美は久しぶりの男性からの愛撫に戸惑いつつも、存分に乱れ悶えていた。

美夜の女性特有の繊細かつ大胆なタッチに溺れることが多い恵美だが、狩野のゴツゴツとした男性の太い指で、優しく丁寧に、時に荒々しく触られるのも気持ちが良い。さらにすぐに挿入することなく、恵美の反応を楽しみながら、たっぷりと時間をかけて、身体をほぐしてくれる。その気遣い、そのテクニックに恵美は満足しながら、喘ぎ続ける。
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