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タワマン〜墜ちた女達〜
第27章 ホームパーティー

そう言って出迎えてくれたのは風花だった。泊まりの場合はこのくらいの時間になるとは、礼奈と風花には伝えていた。
礼奈は仕事中であるはずなので、比較的夕方までは自由な時間のある風花が来てくれたのだろう。
「まあ、首尾は上々だったよ…。」
風花の言葉に苦笑いしながら答える。
「良かったわね…。お腹空いたでしょ?食べる?」
風花はTシャツにジーンズのラフな格好で髪をアップにし、パスタを茹でてくれている。その姿はホステスというより、休日のモデルのように様になっている。
狩野は風花に近づきながら、言う。
「もちろん…。どっちも食べたいな…。」
そっと風花の腰に手を回す。
「この時間から…?ちょっと厳しいんじゃない?とりあえず食べましょ?」
肯定も否定もしない曖昧に答えながら、風花はテキパキと食事の準備をする。契約があるとは言え、風花はきちんと自分の意志を大切にして、狩野の欲望に流されることはない。
それを狩野は好ましいとさえ思いつつ、大人しく席につく。
「それで…?佐藤…恵美さん…だったわよね…?彼女とは継続的に関係を…?」
「まあ、そうなるな…。」
「じゃあ…また、担当割りを変更しなきゃいけないわね…。」
風花が呟く。No.1ホステスともなれば、客や他のホステスとのスケジュールを把握するのもお手の物。なので、主にコンシェルジュの礼奈と風花が話しあって、晴香や真千子、萌衣との時間が均等になるように調整してくれている。
「ただ、契約したわけじゃないから、今後いつ会うかとかは何も決まってない…。」
「あら?決めて来なかったの…?珍しいわね…。」
狩野は抱いた時にきちんといつ会うか、約束を交わしてきた。それを聞いている風花が首をかしげる。
「恵美は…、美夜とセットになりそうだからな…。美夜を墜とすまでは不確定な状態が続くかな。」
「ああ…。じゃあ、やっぱりその恵美さんが美夜さんの彼女?」
「そういうこと。恵美は俺との関係を望んでいるが、下手をすれば美夜からクビにされる。だから、美夜ごと手に入れるって言った。」
「最初からそのつもりだったくせに…。結局、女性が1人増えてるし…。」
「仕方がないことさ…。今度、美夜がホームパーティーを開く。それに誘われているから、そこできっかけを作れればな…。」
「あらっ?それって…。25日の…?」
礼奈は仕事中であるはずなので、比較的夕方までは自由な時間のある風花が来てくれたのだろう。
「まあ、首尾は上々だったよ…。」
風花の言葉に苦笑いしながら答える。
「良かったわね…。お腹空いたでしょ?食べる?」
風花はTシャツにジーンズのラフな格好で髪をアップにし、パスタを茹でてくれている。その姿はホステスというより、休日のモデルのように様になっている。
狩野は風花に近づきながら、言う。
「もちろん…。どっちも食べたいな…。」
そっと風花の腰に手を回す。
「この時間から…?ちょっと厳しいんじゃない?とりあえず食べましょ?」
肯定も否定もしない曖昧に答えながら、風花はテキパキと食事の準備をする。契約があるとは言え、風花はきちんと自分の意志を大切にして、狩野の欲望に流されることはない。
それを狩野は好ましいとさえ思いつつ、大人しく席につく。
「それで…?佐藤…恵美さん…だったわよね…?彼女とは継続的に関係を…?」
「まあ、そうなるな…。」
「じゃあ…また、担当割りを変更しなきゃいけないわね…。」
風花が呟く。No.1ホステスともなれば、客や他のホステスとのスケジュールを把握するのもお手の物。なので、主にコンシェルジュの礼奈と風花が話しあって、晴香や真千子、萌衣との時間が均等になるように調整してくれている。
「ただ、契約したわけじゃないから、今後いつ会うかとかは何も決まってない…。」
「あら?決めて来なかったの…?珍しいわね…。」
狩野は抱いた時にきちんといつ会うか、約束を交わしてきた。それを聞いている風花が首をかしげる。
「恵美は…、美夜とセットになりそうだからな…。美夜を墜とすまでは不確定な状態が続くかな。」
「ああ…。じゃあ、やっぱりその恵美さんが美夜さんの彼女?」
「そういうこと。恵美は俺との関係を望んでいるが、下手をすれば美夜からクビにされる。だから、美夜ごと手に入れるって言った。」
「最初からそのつもりだったくせに…。結局、女性が1人増えてるし…。」
「仕方がないことさ…。今度、美夜がホームパーティーを開く。それに誘われているから、そこできっかけを作れればな…。」
「あらっ?それって…。25日の…?」

