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タワマン〜墜ちた女達〜
第28章 6人目〜柊美夜〜
「美夜…。ごめんなさい…。でも…私は…。」

恵美は泣きじゃくる美夜を抱き締める。恵美の腕の中で美夜は激しく暴れ始める。

「は…離して…!もう…信じられないっ!なんで…なんでみんな…私を裏切るのっ!?なんでっ…!?」

「美夜っ…!私は…あなたと一緒にいたいわ…!」

「ならっ!?なら…なんでっ…!?」

「だって!だって…最近のあなたは…。私を見てなかったから…。他の社員や仕事のことばかり…。私が…悩んでいるのにも気づかないで…。身体ばかり求めて…。最近…そればっかりなの…。私…ずっと…嫌だった…!」

「な…何を…!?わ…私は…あなたのために…!あなたに誇りを持ってほしくて…。他の社員にも認められてほしくて…。」

「私が認められたいのは美夜だけだったのっ!でも…いつしかあなたは私を見なくなってた…。だから…。」

「そ…そんな…。私…。」

恵美に言われて美夜は絶句する。言われてみれば、その通りかもしれない。恵美のために大きなプロジェクトに邁進し、他の社員に恵美のリーダーとしての才能を説いて回る。その過程でストレスが溜まれば恵美との行為に走る日々。
肝心の恵美のことを無視しているかのように…。

「ご…ごめんなさい…。私…。んぢゅ…ぅ!?んんっ…。」

「んぢゅるぅ…。いいのよ…。美夜…。もう1度やり直しましょう…。んぢゅるぅ…るる♡」

「んっ…♡恵美ぃ…。許してくれるの…?んぢゅ…ぅる♡」

「許すも何も…私だって悪かったから…お互い様よ…?」

狩野は静かに美しい2人の交わりを見ていた。完全に蚊帳の外に置かれた狩野だったが、それで構わなかった。2人の交わりは眼福もので見ていて飽きないし、興奮させてくれる。自分の出番はもう少し後だと決め、静かに気配を消しておく。

「美夜…。今でも私はあなたが好きよ…?」

恵美は立ち上がり、スルリとドレスを脱ぎ捨てる。紫色の扇情的な下着姿になる。

「え…恵美…?何を…?」

美夜が戸惑いの声を上げる。

「もちろん…。いつものように…愛し合いましょう…?」

「だって…人が…。」

美夜がチラッと狩野のほうを見る。

「孝宏…。狩野さんには私達の愛の承認になってもらうわ…。」

「愛の証人…?」

「ええ…。どんな状態でも…私達の愛は引き離せない…。今からあなたの男性恐怖症も取り去ってあげるから…。」
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