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タワマン〜墜ちた女達〜
第4章 1人目〜伊藤晴香〜

すでにきちんと服を着込み、その上から狩野がキッチンに置いていた男物のエプロンを付けている。
「ああ…。もしかして…作ってくれたんだ…。ありがとう。全然大丈夫。嬉しいよ…。」
狩野は笑って晴香にもう1度キスする。
「じゃあ、晴香の作ってくれたものを冷めない内に食べよう。」
狩野はそう言って布団から出る。
「あっ…!」
晴香は顔を赤らめ、後ろを向く。シャワーを浴びて、そのまま寝た狩野は全裸だった。
「恥ずかしがらなくてもいいのに…。さっき全部見ただろ?」
後ろを向いた晴香に狩野が囁やく。
「で、でも…やっぱり…恥ずかしいです…。き、着替えて来てください…。その間に準備しますから…。」
晴香はそのまま振り返らずにテテテと寝室を出て行く。晴香の初々しい反応に笑いながら、服を手に取り着替える。
手早く服を着た狩野がダイニングに行くと、パンが焼かれ、卵焼きなどがテーブルの上に並べてある。チラリとリビングを見ると、きれいに掃除してあり、先ほどの情事の雰囲気が無くなっている。
「美味しそうだな…。それに掃除も…。ありがとう。」
「いえ…。すみません…。大したものじゃなくて…。」
「いやいや、十分だよ…。さあ、食べようか!」
まるで新婚生活をしているかのようなはしゃいだ雰囲気で二人は食事をする。
晴香は久しぶりに自分が作った料理を喜んで食べてくれる感覚に嬉しくなる。晴香の夫は忙しく、美味しいと言わずにさっさと食べてしまうし、外で食べて帰って来ることも多い。
晴香は思わずにはいられない。
『こんな結婚生活を送りたかったな…。』
狩野が1度これを目覚め、再び眠りに落ちた直後に晴香は目覚めた。目覚めた瞬間に狩野の腕の中にいたことを、嬉し恥ずかしく思う。
『こんな風に毎日、愛し合って…腕の中で目覚められたら…。』
晴香は夫の弛んだ体でなく、引き締まった筋肉質の体を撫でる。女の喜びを教えてくれた体にキスをすると、スルリと狩野の腕の中から抜け出し、ベッドを下りる。
『孝宏さんが寝てる間に掃除を…。それから食事も作ったほうが良いか…。もう14時過ぎてる。勝手に冷蔵庫を開けても良いだろうか…。自分の部屋に食材を取りに…。いや、この部屋に出入りする姿を見られたらマズい…。』
晴香はいろいろ考えながらリビングに行き、脱ぎ捨てられていた服を拾い、身に着ける。
「ああ…。もしかして…作ってくれたんだ…。ありがとう。全然大丈夫。嬉しいよ…。」
狩野は笑って晴香にもう1度キスする。
「じゃあ、晴香の作ってくれたものを冷めない内に食べよう。」
狩野はそう言って布団から出る。
「あっ…!」
晴香は顔を赤らめ、後ろを向く。シャワーを浴びて、そのまま寝た狩野は全裸だった。
「恥ずかしがらなくてもいいのに…。さっき全部見ただろ?」
後ろを向いた晴香に狩野が囁やく。
「で、でも…やっぱり…恥ずかしいです…。き、着替えて来てください…。その間に準備しますから…。」
晴香はそのまま振り返らずにテテテと寝室を出て行く。晴香の初々しい反応に笑いながら、服を手に取り着替える。
手早く服を着た狩野がダイニングに行くと、パンが焼かれ、卵焼きなどがテーブルの上に並べてある。チラリとリビングを見ると、きれいに掃除してあり、先ほどの情事の雰囲気が無くなっている。
「美味しそうだな…。それに掃除も…。ありがとう。」
「いえ…。すみません…。大したものじゃなくて…。」
「いやいや、十分だよ…。さあ、食べようか!」
まるで新婚生活をしているかのようなはしゃいだ雰囲気で二人は食事をする。
晴香は久しぶりに自分が作った料理を喜んで食べてくれる感覚に嬉しくなる。晴香の夫は忙しく、美味しいと言わずにさっさと食べてしまうし、外で食べて帰って来ることも多い。
晴香は思わずにはいられない。
『こんな結婚生活を送りたかったな…。』
狩野が1度これを目覚め、再び眠りに落ちた直後に晴香は目覚めた。目覚めた瞬間に狩野の腕の中にいたことを、嬉し恥ずかしく思う。
『こんな風に毎日、愛し合って…腕の中で目覚められたら…。』
晴香は夫の弛んだ体でなく、引き締まった筋肉質の体を撫でる。女の喜びを教えてくれた体にキスをすると、スルリと狩野の腕の中から抜け出し、ベッドを下りる。
『孝宏さんが寝てる間に掃除を…。それから食事も作ったほうが良いか…。もう14時過ぎてる。勝手に冷蔵庫を開けても良いだろうか…。自分の部屋に食材を取りに…。いや、この部屋に出入りする姿を見られたらマズい…。』
晴香はいろいろ考えながらリビングに行き、脱ぎ捨てられていた服を拾い、身に着ける。

