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タワマン〜墜ちた女達〜
第28章 6人目〜柊美夜〜
「た…孝宏…。ありがとう…。やっと…美夜が素直になってくれたわ…。んぢゅ…ぅる。」

「わ…私からも…お礼を言うわ…。ありがとう…。おかげで…恵美ともきちんと話せたし…。そ…その…気持ち良かったわ…。主人とは…上手くいかなくて…。男性とは…したくないと思ってたけど…。恵美と一緒に…あなたになら…抱かれても…いいかな…。」

「ふふ…。美夜…。私と一緒じゃなくてもいいのよ…?あなたが抱かれたいと思えば…孝宏に抱かれても…。他の男性に抱かれるのは…だめだけど…。」

「そ…そんなことは…。そんな風に言うってことは…恵美は私のいないところで…孝宏と…するつもりなの…?」

「さあ、どうかしら…?うふ…。でも…私達って仕事でいつも一緒にいるから…。たまには別々でも…って思ったの…。」

「確かに…そうね…。でも…恵美も…他の男性はだめよ…?絶対に…。」

美夜は恵美に対して強く言う。恵美は笑いながら答える。

「もちろんよ…。というか…、私も美夜も…他の男性に抱かれたいって気持ちにならないんじゃない…?一晩、孝宏に抱かれたら、他の男性に満足出来なくなるわ…。まぁ、美夜とはしたいけど…。」

「そう言われたら…そうね…。まさか…こんなに凄いなんて…。びっくりしたわ…。」

「よく言われるよ…。まぁ、中出ししても妊娠しないから…安心してSEX出来るしな…。他の男みたいに面倒事も発生しないし…。」

「え…!?に…妊娠しないって…どういう…?」

美夜は狩野の言葉にひっかかり、問いかける。そして、自分が中出しされたことを今更ながら思い出す。

『あ…安全日だし…。大丈夫だろうけど…。』

そう思いつつ、狩野の妊娠しないという言葉が気になる。狩野は恵美にもした説明を美夜にもする。

「そ…それは…。ほ…本当なの…?」

話を聞いた美夜は俄には信じられず、隣の恵美を見る。恵美は美夜に頷き、言う。

「診断書を私は見せてもらったわ…。本物か、偽造なのか、見分けることは出来ないけど…。2つの病院の診断書。どちらもきちんとしたものだったわ…。この状況で孝宏がそこまでして嘘つく必要はないのよね…。これが嘘で、私や美夜が妊娠したら、孝宏自身が困るだろうし…。」

「そうね…。嘘をつくメリットはないわね…。一応、後で私にも見せてもらいたいけど…。」

「それは構わないよ…。嘘ではないしな…。」
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