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タワマン〜墜ちた女達〜
第28章 6人目〜柊美夜〜
2人は蕩けきった身体で、それでも欲情の火は消えず、狩野のモノに手を伸ばす。1人なら限界を迎えていたであろうが、2人交互に犯されることで、休憩時間が僅かだが、発生する。それにより、限界を引き延ばされて、いつまでも狩野に抱かれてしまう。

狩野の尽きることない性欲に翻弄され、2人は朝まで喘ぎ続けた。

「はっ…はぁっ…ん♡も…もう…無理…。本当に…限界よ…。うっ…うぅん♡」

「くひぃっ…ん♡はぁっ…。私も…無理…。も…もう…満足したから…。ね…寝かせて…。お願い…。」

カーテンから朝日が差し込み、ベッドに横たわる2人の裸体を照らす。赤く火照った身体。その身体に汗や精液がべったりと張り付き、キラキラと光る。狩野は宣言通り、朝まで2人を犯した。合計10発は射精しただろう。狩野も正確には覚えていないほど夢中に抱いた。

狩野もさすがにヘトヘトになり、ベッドに横になる。広いベッドの上で3人は密着し、眠りにつく。


1時間が過ぎ、恵美がまず目を覚ました。恵美が目を開けると、狩野の寝顔がまず飛び込んできた。満足そうな寝顔。その向こうに安らかに眠る美夜の顔が見える。

恵美は先ほどまでの状況を思い出し、ホッと息をつく。昨日までは自分が狩野に抱かれた罪悪感や美夜との関係に悩むイライラなどを抱えていたが、狩野のおかげで全てが吹っ飛んだ。

狩野とのSEXは気持ち良い。今まで味わったことがない癖になるほどの強烈な快感。しかし、恵美が狩野を好きになったと聞かれたら、それは否だ。やはり恵美にとっては自分の人生を引き上げ、常に一緒にいてくれた美夜への想いが強い。しかし、2人だけより狩野がいるとより刺激的で安定した生活が送れる。そう考えていた。
恵美は狩野に感謝し、その寝顔にキスすると、ベタベタの身体をさっぱりさせるため、浴室に向かう。

その動きに反応し、美夜が目覚める。
美夜が目を開けると、ちょうど恵美が浴室へと向かう後ろ姿が見えた。視線を移すと狩野の寝顔が目に入る。
美夜は途端に恥ずかしさを覚える。夫以外に初めて抱かれた男の顔がある。
昨日からいろいろなことがあり過ぎた。しかし、美夜の気持ちは妙にすっきりしていた。夫のこと、男性嫌いだったことも今は些末なことで、どうでもいい。
今は恵美と2人、狩野に抱かれることが何より至福に感じられる。美夜は何気なしに狩野にキスをする。
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