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タワマン〜墜ちた女達〜
第28章 6人目〜柊美夜〜
狩野の言葉に美夜と恵美は顔を見合わせ、それぞれ内容を吟味し、考え込む。特に悪い条件ではない。

美夜は自分より下層の住民、特にかなり下の晴香が優先されるのが気に食わない部分があるが、それだけ人数がいれば、何かしらの優先順位を決めなければいけない。

美夜としては高層階の住民を優先してほしいところだが、すでに萌衣や風花が同じ条件を了承している可能性が高い。それなのに、美夜だけ条件を飲まないとなれば立場が危うい。

ならば条件を飲むしかないという結論になる。

一方の恵美は『住民同士の意地の張り合いが面倒くさそう…。』と思っているだけだ。自分は美夜側であるが、最上階に住む美夜は立場的に1番面倒な位置にいる。恵美としては美夜と2人で狩野に抱かれればそれでいいのだが、高みの見物を気取るわけにはいかない。美夜がどうするか判断を任せるしかない。

「私は気にしないけど…。美夜はどうするの…?同じマンションの住民同士。思うところがあるはずだけど…?」

恵美が問いかけると、美夜は少しだけ逡巡したのち、口を開く。

「わ…私は…。確かに優先してほしい気持ちはありわ…。主人には浮気されたし…。私を1番に見てほしい気持ちは強い…。でも…今は恵美がいるから…。恵美が私を1番に見てくれれば…それでいいの…。恵美以外は二の次。だから…孝宏とのSEXは気持ち良いけど…。心は恵美のものだもの…。お互い様よね…?というより、孝宏は皆を平等にって思ってるけど、私は恵美を1番にしてるから…私のほうがヒドいわよね…。」

「美夜…。嬉しい…。んチュッ…♡」

恵美が感激したように美夜にキスする。それを笑って受け止める美夜。その笑顔はとても華やかで爽やかなものだ。狩野は今の美夜のほうが魅力的に感じる。

「まぁ、俺はこんな美女2人を時々抱けるなら、2人が愛し合っていても問題ないし、2人の仲を邪魔しないように努力する。」

「そうしてもらえると助かるわ…。」

こうして、3人の間で約束が交わされ、自分の気に入ったマンション住民を墜とすという、狩野の欲望が成就したのであった。
狩野の残された願望はあと一つ。それも近い内に実現することは間違いない。

狩野は満足しながら、思い出したように付け加える。

「ああ、それと…時々、さっきの裸エプロンみたいにリクエストした衣装を着てもらうから…。メイド服とか…。」
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