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タワマン〜墜ちた女達〜
第29章 狩野の日常⑤
部屋に戻った狩野は1人タバコに火を点ける。今日は礼奈も仕事中で誰もいない。
狩野は1人達成感に酔いしれる。引っ越して来て約1年。あっという間の1年であった。同時に充実すぎるほど充実した1年でもあった。人生で1番運が向いていた1年でもあった。そうでもなければ、たった1年で晴香、紗綾、真千子、礼奈、風花、萌衣、恵美、美夜。8人もの美女を手に入れることなど出来るはずがなかった。
単なる妄想のはずが、気がつけば現実になっていた。その中の半数は人妻である。
普通では手に入れられないものを手に入れた満足感。狩野はたっぷりとその余韻に浸る。

この時ばかりは狩野は誰も呼ぶことなく、1人ゆっくりとした時間を過ごす。実際は叫びたいほどの感情に駆られるが、グッと堪える。バルコニーに出て、静かにタバコを吹かせ、軽く酒を呑むだけに留める。

1人での祝杯だ。

「さて…と…。これから…どうするかな…。」

狩野は1人呟く。かなりの達成感、満足感、充実感を感じているが、どこか目標を失った喪失感もある。

まだまだやることはたくさんある。特に美夜と恵美に対しては会う回数を増やし、性奴隷化しないといけない。まだまだ狩野に完全に心酔しているわけではない。

他の女性と会わせるためにはもう少し時間がかかる。しかし、狩野が思いを馳せるのはその後のこと。

美夜を含めたマンション住民のメンバーを集めて1度に犯す。狩野の最終目標はそこだ。そして、それが終わったら…。終わったらどうするか。狩野は何をしたいかを考える。

惰性で8人を抱く毎日でも良いのだろうが…。自分の身は1つ。8人を交互に抱いていくならば、毎日忙しくはなるだろう。

しかし、それだけで良いのだろうか?それだけで自分は満足出来るのだろうか?狩野は自分自身に問いかける。

答えは…否だ…。

何かしら次の目標を考えなければいけない。せっかく手に入れた8人。それを可愛がる毎日だけでは飽きてしまいそうなのだ。狩野の欲望は広がるばかり。

ならば、どうするべきか…。考え込む狩野の耳にインターフォンの音が響く。

一旦、思考を止めて、玄関に向かう。もう、とっぷりと日が暮れた。この時間に来るのは決まっている。

狩野が玄関に行くと、礼奈と風花、それに萌衣も一緒に顔を出す。

「お戻りでしたか、狩野様…。」

「どうだった?首尾は…?上手くいった?」
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