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タワマン〜墜ちた女達〜
第29章 狩野の日常⑤
狩野を抱き締め、まだまだ続く余韻に酔いしれる美夜。狩野は頭を撫でてやりながら、尋ねる。

「どうだった…?こういうプレイは…?嫌なら次からはしないけど…?」

美夜は蕩けた表情で狩野を見る。その瞳は欲情に濡れきっていた…。

「ん…。は…恥ずかしかったけど…。嫌じゃない…。き…気持ち良かったわ…。だから…また…してほしい…かな。んんっ…。はぁっ…♡」

「なら、良かった…。それじゃあ、続きといこうか?」

「ふぇっ…?続きって…?あぁん!?ま…まだ…!?するのぉ…!?」

「何、言ってんだ!当たり前だろっ!一発で終わるわけないだろう!これからたっぷりお前の身体で今までの借りを返してもらうんだからなっ!」

がらりと口調を変え、再び罵るように狩野が言う。

「そ…そんなっ!?い…1度きりじゃ…?ぬ…抜いてよっ!やだぁっ…!!これ以上はぁっ…!」

美夜も合わせて、再び嫌がる素振りで、抵抗する。そのまま、2人は部下に犯される社長というシチュエーションを楽しんだのであった。

そうやって、美夜が狩野のプレイに慣れていった頃のある日。礼奈が狩野の部屋を訪れると、狩野が礼奈に指示を出してきた。

「近々、6人全員で集まる日を作りたい。日程を調整してくれ。」

「わかりました。恵美さんでしたっけ?あの方はどうしますか?」

「恵美か…。いや、恵美は今回は呼ばない。このマンション住民だけを集める。恵美には別で埋め合わせするから。」

「わかりました。ということは…全員泊まりを考えたほうがよろしいでしょうか?」

「ああ、それがいいな…。パーティールームを借りておいてくれ。そこで美夜のパーティーと称して集める。場合によっては美夜の部屋を借りよう。」

「わかりました。不自然がないようにセッティングいたします。」

「よろしく頼む。随時、進捗を報告してくれ。そこで、礼奈が聞きたがってた今後のことも話そう。」

「承知いたしました。楽しみにしておきます。」

礼奈が深々とお辞儀する。

狩野はいよいよこの時が来たかと気持ちが高ぶる。つい1年前までは考えられなかったことではある。感慨深いものがある。
色んな女性を自分の欲望の赴くままに抱ける状況。金も時間も女性も有り余るほど持つ自分のことが空恐ろしくなるほどだ。
それでも自分の現状に満足することなく、次を求めて動き出そうとする狩野。
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