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タワマン〜墜ちた女達〜
第30章 最上階での宴
「「「 はっ…? 」」」

全員がぽかんと口を開き、呆然とする。聡明な女性達の唖然とした表情に狩野はニヤリと笑う。

大事な話だろうとは予想していたが、狩野がこのマンションを出るなどということを予測出来たのは誰もいなかった。

「ご…ご主人様…?そ…それは…どういう…?」

「孝宏…?マンションを出て、私達との関係はどうするの…?何か隠してることがあるんでしょ?意地が悪いわよ…。早く言いなさいよ…。」

慌てふためくように言う真千子を見て、風花は冷静に疑問を投げかける。明らかに狩野の笑みは何かを隠してる。皆を驚かせるために。そう感じたのだ。

「孝宏…。マンションを出てどこに住むつもり?そこに貴方がしたいことがあるの?」

美夜も風花と同じ印象を受け、あくまでも冷静さを失わない。大事なのは狩野の行き先。そこに答えがあるようだ。
皆の視線が再び狩野に集中する。不安そうな視線。睨むような視線。信頼しきった視線。それぞれの思いを乗せた視線が狩野にぶつかる。

そんな中で狩野は語り始める。

「そうだな…。なあ、皆。最近、この近くにマンション建設が始まったのを知ってるか?海沿いの…ここから5分ほどのところに…。」

「あ…、はい…。ランニングの時に見た…。駐車場があったのが…更地に…。」

狩野の言葉に萌衣が思い出したように言う。

「あ…あそこは…狩野様の保有する…土地では…?んんっ…。」

未だ狩野に愛撫されながら、礼奈が情報を補完する。

「あなたの土地に新しいマンション…?ま…まさか…そこに…?」

美夜が驚いたように言う。美夜はすぐに真実に辿り着いた。

「そう…。俺は今、新しいマンション建設を進めている。このマンションより小さくはなるが、その分、広さは変わらない。設備なんかは豪華になるな…。そのマンションの最上階に住む予定だ。」

「孝宏さん…。そ…そんなこと…まで…。」

晴香が呆然と呟く。狩野がお金持ちだとは知っているが、さすがに自前のマンションを建てるとは想像外である。狩野の資金力、行動力には驚かされるばかりである。

「それで…?その最上階に住んで孝宏は何をしたいの?」

風花が問いかける。まだ完全な答えをもらっていない。新しいマンションに自分達がどう関わるのか。そこが気になる。

「最上階の下には上階に住む住民のためのパーティールームやジムを作る。」
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