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タワマン〜墜ちた女達〜
第5章 狩野の日常
狩野がセットした携帯のアラームが鳴っているのだ。

「すみません…。時間なので、これで失礼します…。」

狩野はそそくさとプールから上がる。狩野としては負けるのは悔しいが、勝つことも上階の人間の機嫌を損ねるので、引き分けがちょうど良いと、その場を逃げる。

「次は負けない…。」

萌衣のそんな呟きが聞こえてきた。狩野はそれには応えず、聞こえない振りをして更衣室に向かう。着替えて更衣室を出ると、萌衣はきれいなフォームで泳いでいる。それを横目に見ながら、狩野は思う。

『冷たい印象だったけど、意外に負けず嫌いの面白い人かもな…。』

そんなことを思い、狩野はプール室から出て、高城に迎えられた。萌衣との競争で全力で泳いだ狩野は疲れて、高城との会話も早々に部屋に帰ったのだった。

部屋に戻った狩野は改めて萌衣の肢体を思い出し、下半身を熱くしていた。晴香を犯し、満足するかとも思ったが、狩野の性欲は増すばかりである。

『あの身体を…。あの冷たい表情を淫欲で歪ませたい…。』

そんな思いが心を支配する。風花に対しても、ドレスを着て夜の蝶となった時にドレスを引き裂き犯したいとまで考える。

『そのためにも湯中か高城を早く…。どうすれば…。』

そんなことを考えている狩野にメッセージが届く。風花の店に行くために誘った昔の同僚からだ。快諾する内容の返事ににやりと笑う。

狩野はすぐに日程を調整する内容を返信していく。今、案件を抱えているが、2週間後になら行けそうだと、そんな返事が返ってくる。

狩野はあることを思い出し、名刺を見ながら電話し、相手と話し終えると、電話を切る。

『いろんなことが動き出したな…。』

狩野はそう思わずにはいられない。引っ越してからダラダラ過ごしていた時間が懐かしく感じる。晴香を犯したのが、全ての始まりのように。

狩野は今度はパソコンに向かう。晴香のためにいろいろ用意してやらなければいけない。この部屋でくつろぐための部屋着。それから、希望していた食料品。あとは…。

何が必要か考えながら、何気なくキッチンのほうを見た狩野はある考えが浮かぶ。キッチンには晴香が使ったエプロンがかかっている。
狩野はamazonで目的のものを探し出すと、あれこれ想像しながら、注文していく。

『晴香との楽しみも増えたな…。』

ベッドに横になり、狩野は目を閉じた。
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