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タワマン〜墜ちた女達〜
第7章 盗撮と再会

店内に入り、席に着いた狩野達にワインが運ばれて来る。早速、乾杯する。
「さて、久しぶりの再開を祝してって感じかな。乾杯!」
慎吾の音頭で4人は乾杯する。
久しぶりの集まりに狩野は嬉しく思う。こういうのも楽しいもんだと改めて思わずにはいられない。
「しかし、元気そうで良かった…。ていうか元気になり過ぎだろ?心配して損したよ。」
慎吾がワインを飲みながら呆れたように言う。
「ああ、今は時間有り余って、体も鍛えてるからな。」
狩野が笑って答える。
「マジで辞めた前後は心配したんだぞ?二宮なんてずっと泣いてたし…。」
「む、村木さんっ!ち、違いますよ!いや…心配はしましたけど…。」
慎吾の言葉に二宮が顔を真っ赤にして叫ぶ。そして、狩野には小さな声で心配したことを伝えてくる。そんな二宮に狩野は笑いかける。
「すまないな…。後輩にまで迷惑かけて…。」
「いえ…、狩野さん、両親亡くされて大変だったのはわかってますし…。」
二宮はモジモジしながら言う。その様子は今の狩野にとっては微笑ましい。
「でも、いいなぁ〜。会社辞めて、タワマンで悠々自適の暮らしなんて。こっちは先輩が辞めてから大変だったのに。」
智也は遠慮なく文句をぶつけてくる。なんやかんや言っても、慎吾は成績トップのエース。智也もそれに続く次世代のエースである。この二人がいれば大丈夫だろうと言う気持ちはあった。
和気あいあいと話が盛り上がる。その途中で狩野は席を外し、トイレに立つ。トイレから出たところで、ちょうど二宮が立っていた。
「あっ…、狩野さん…。今日はすみません。村木さんとの約束におしかけて…。」
「ああ、全然大丈夫。というか、来てくれて良かったよ。俺も二宮と智也にも会いたかったし。」
「そうですか?良かった…。」
二宮の顔は薄めの美人だが、笑うと綺麗さより可愛いさが勝る。普段はバリバリに仕事命の雰囲気だが、村木や狩野と智也のチームの時はよく笑う。
「狩野さん…。良かったら…また…食事でも行きませんか?今日はこの後、村木さんと用があるって聞いたんですが…。別の日でいいので…。だめですか…?」
二宮は少し頬を赤らめ、狩野を食事に誘ってくる。狩野は少し思案する。狩野が働いている時から、二宮が自分を慕ってくれていたのはわかっていた。二宮が自分を男性として意識してくれているのを。
「さて、久しぶりの再開を祝してって感じかな。乾杯!」
慎吾の音頭で4人は乾杯する。
久しぶりの集まりに狩野は嬉しく思う。こういうのも楽しいもんだと改めて思わずにはいられない。
「しかし、元気そうで良かった…。ていうか元気になり過ぎだろ?心配して損したよ。」
慎吾がワインを飲みながら呆れたように言う。
「ああ、今は時間有り余って、体も鍛えてるからな。」
狩野が笑って答える。
「マジで辞めた前後は心配したんだぞ?二宮なんてずっと泣いてたし…。」
「む、村木さんっ!ち、違いますよ!いや…心配はしましたけど…。」
慎吾の言葉に二宮が顔を真っ赤にして叫ぶ。そして、狩野には小さな声で心配したことを伝えてくる。そんな二宮に狩野は笑いかける。
「すまないな…。後輩にまで迷惑かけて…。」
「いえ…、狩野さん、両親亡くされて大変だったのはわかってますし…。」
二宮はモジモジしながら言う。その様子は今の狩野にとっては微笑ましい。
「でも、いいなぁ〜。会社辞めて、タワマンで悠々自適の暮らしなんて。こっちは先輩が辞めてから大変だったのに。」
智也は遠慮なく文句をぶつけてくる。なんやかんや言っても、慎吾は成績トップのエース。智也もそれに続く次世代のエースである。この二人がいれば大丈夫だろうと言う気持ちはあった。
和気あいあいと話が盛り上がる。その途中で狩野は席を外し、トイレに立つ。トイレから出たところで、ちょうど二宮が立っていた。
「あっ…、狩野さん…。今日はすみません。村木さんとの約束におしかけて…。」
「ああ、全然大丈夫。というか、来てくれて良かったよ。俺も二宮と智也にも会いたかったし。」
「そうですか?良かった…。」
二宮の顔は薄めの美人だが、笑うと綺麗さより可愛いさが勝る。普段はバリバリに仕事命の雰囲気だが、村木や狩野と智也のチームの時はよく笑う。
「狩野さん…。良かったら…また…食事でも行きませんか?今日はこの後、村木さんと用があるって聞いたんですが…。別の日でいいので…。だめですか…?」
二宮は少し頬を赤らめ、狩野を食事に誘ってくる。狩野は少し思案する。狩野が働いている時から、二宮が自分を慕ってくれていたのはわかっていた。二宮が自分を男性として意識してくれているのを。

