この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タワマン〜墜ちた女達〜
第8章 CLUBCheek
「また、今度飲みに行こうな。んじゃ、また。」

先に慎吾が降りる。狩野もまた連絡すると返事をして別れる。1人、狩野は車内で今日のことを振り返る。かなりの収穫があった。

風花の店に行っている間は忘れていたが、湯中真千子の不倫現場を抑えたのが、狩野にとって最大の収穫だ。明日から真千子をどうするか考えなければならない。また、風花の店でのトラブルのおかげで、風花の狩野に対する印象も良くなった。その点は田所に感謝したいくらいだ。明日、狩野を尋ねてくると言っていた。より親密になれば隙も出来ると言うものだ。

狩野は興奮にムラムラしてくる。しかし、すでに時間は深夜に近い。

『こんな時に呼び出せる女性がいれば…。』

と考えてしまう。晴香はこの時間には呼び出せない。こういう時にこそ、高城を呼び出せると便利なのだが。狩野はそんなことを考えたが、すぐに頭を振ってその考えを打ち消す。

そんなことをして、反抗されたら、目も当てられないことになる。あくまでも、計画的に相手の弱みを握ってからでないと。

ムラムラした気持ちを抑えようとするが、上手くいかない。そんな時にふと、狩野はあることを思い出す。

狩野は慌ててタクシーの運転手に行き先の変更を告げる。そして、携帯を開き、目的の人物にメッセージを送る。

『起きててくれればいいが…。』

相手からの返信がなければ、狩野は大人しく帰るしかない。明日は土曜日。まだ寝るには早いはず…。そう願っていると、すぐにメッセージは既読になり、返信が返ってくる。

思わず、狩野はにやりと笑う。どうやら、まだ起きていたらしい。早速、狩野はさらにメッセージを送る。第一関門は突破したが、次の関門こそ、最大の難関である。
こんな夜中に『部屋に行きたい』と言って了承してもらえるか…。しかし、狩野には相手が了承してくれる自信はあった。

狩野がメッセージを送って、すぐに既読になるが、返信は来ない。たぶん、迷っているのだろうと考え、気長に待つ。

たっぷり10分近くかかって、返信が来る。

【今から20分はください。お願いします。】

メッセージを見た狩野は下半身が熱くなるのを感じる。20分程度待つだけなら、全然構わない。到着が20分くらい後であることを告げ、連絡を終える。実際はもう目の前が目的地だ。
狩野は近くのコンビニで飲み物を購入し、時間を潰してから向かう。
/498ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ