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タワマン〜墜ちた女達〜
第9章 二宮紗綾
「つらそうな狩野さんを見てると…悲しいから…。今日、こんな風に来てくれたの…嬉しかった…。もっと…頼ってほしい…。狩野さんが…望むなら…。私…都合のいい女でも構いません…。」

訥々と自分の気持ちを吐露する紗綾。そこまで狩野のことを想ってくれていたのかと狩野は嬉しく思う反面、まさに都合のいい女として扱おうとしている自分に嫌悪感を感じる。それでも、このまま紗綾を抱くことを考える狩野は罪深き男である。

「二宮…。本当にいいのか…?俺は…。」

「いいんです…。今は…何も言わないで…。それより…紗綾って呼んでほしい…。」

紗綾は狩野の言葉を遮る。何かを言われて、今の状況が壊れるよりも、紗綾は狩野と一夜を共にすることを選ぶ。それほどまでに紗綾の狩野に対する気持ちは強く、拗じれていた。

「今だけでいい…。今夜だけでいいから…。紗綾って…。それに私も…。た…、孝宏さん…って呼んでいいですか…?」

「紗綾…。いいよ…。」

狩野はそれだけ言って、再び唇を重ねる。

「んチュッ…。嬉しい…。ちゅっ…。やっと呼んでもらえた…。んチュる…。チュプぅ…。ンれぇ…。んチュッ…ぅんん…。孝宏さぁん…。はぁっ…。」

蕩けた表情で紗綾は狩野の唇を受け入れ、さらに舌を絡め合う。玄関でたっぷりとキスしあった二人はようやく部屋に入る。

こじんまりとした1LDKの部屋。落ち着いた雰囲気の中に女性の部屋の可愛らしさもある。二人はリビングを通り、そのまま寝室に入る。もつれ合うように二人はベッドに倒れ込む。

「んぢゅる…。チュプぅ…。はぁっ…ん。孝宏さぁん…。んチュッ…。」

紗綾は仰向けになって、覆い被さってきた狩野を抱き締める。狩野は優しく抱き締め返す。ほっそりとした紗綾の身体はきつく抱き締めると壊れてしまいそうだ。

紗綾は背は高めで細めな身体付き。慎ましいCカップに届かない胸の膨らみ。お尻も小さめ。晴香や狩野が最近出会った女性と比べると、貧相な身体になってしまう。しかし、それが逆に狩野を欲情させる。背徳感を感じながらも、狩野は紗綾の身体を弄る。

狩野は自身の興奮を抑えるように、じっくりと服の上から優しく愛撫する。紗綾は甘い吐息を漏らしながら、狩野と唇を重ね合い続ける。

「かの…孝宏さんに抱き締められるなんて…夢のようです…。ずっと…こうして欲しかった…。入社してから…ずっと。」
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