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タワマン〜墜ちた女達〜
第10章 風花のお礼と準備
タワマンに戻った狩野は幸い晴香に出会うことなく、部屋に戻る。掃除中の晴香に出会うと朝帰りがバレて気まずくなる。他の女性を抱くと、晴香には明言していても、余計なトラブルは避けたい。
狩野は部屋に戻り、再度シャワーを浴び、眠気を覚ます。そして、部屋の中を片付けをしていく。

昨日の風花が言った言葉が本当なら、もうすぐ風花が訪れる。部屋に上がるかどうかはわからないが、念のため掃除はしておく。服もある程度、見栄えの良いものを着ておく。

ピンポーンと13時半くらいにインターフォンが鳴る。基本的に狩野の部屋を訪れるのは晴香しかいない。しかし、先ほど晴香とは連絡を取り、今日は会えないことは伝え済みなので、風花だろうと思い、狩野は玄関に向かう。

ガチャとドアを開けると、やはり風花が立っていた。ざっくりと谷間が見え、肩を露出させたシャツに、ホットパンツというラフで露出の多い格好である。

「どうぞ。上がってください。」

『目の毒だな…。こりゃ…。』そう思いながら、狩野は風花を中に誘う。あまりに扇情的な格好で直視できない。

「失礼します。」

風花は優雅に微笑み、部屋に上がる。リビングに通して、風花をソファに座らせる。狩野はコーヒーを注ぎ、風花に差し出してから、そのまま斜め向かい辺りに座る。真正面に座ると、何かとマズいと考えたからだ。

その時、クスッと風花が笑う。お店の時もそうだったが、そういった仕草が逐一、男心をくすぐるものである。

「どうかしましたか…?何か変ですか?」

風花が笑った理由がわからず、戸惑う狩野。すると風花が可笑しそうに答える。

「いえ、何故か良識がある人は私の正面に座らず、ズレたところに座りたがるので。狩野さんもそうだったのが、面白くて…。非常識な人は真正面から、胸や脚を見てきますけど。」

「そりゃ、そうですよ…。風花さんみたいに綺麗でスタイルも良い人の真正面に座る度胸があるのは、よっぽどのエロ親父くらいですよ…。」

「あら、それは私が褒められてると受け取っていいのかしら?」

「もちろんですよ…。まぁ、風花さんなら褒められ慣れてると思いますけど。」

「そんなことはないですよ。女性はいつだって、何度だって褒められたいし、嬉しいですよ?」

軽やかに笑う風花。風花はひとしきり笑うと、持っていた紙袋を狩野に差し出す。

「昨日のお礼です。」
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