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放課後のマドンナ
第7章 ロストバージン
二人は村外れの標高の低い山に登った。
あまりにも標高が低すぎて
登山者からは「あれは山ではなく丘だ」と
評価も低く、登山する人はほとんどいなかった。
それでも頂上に立つと
村全体が見渡せて開放的な気分にさせてくれた。
草原に座って尚子の手作り弁当を一緒に食べると
自然に二人の距離は縮まり恋人どうしの気分になる
「なあ、尚子、せっかくスマホを買ったんだから
記念写真を撮ろうぜ」
淳一の提案に目をキラキラさせて
「ええ、撮るべ」と、とても乗り気だった。
ほら、ツーショット写真を撮ろうぜと
思いっきり手を伸ばしてスマホを構えたが
どうしてもうまく撮れない。
「もっと、くっつかないとカメラに収まらないよ」
淳一が尚子の頬に顔をくっつけると
スマホ画面からでも
尚子の顔が真っ赤になったのがわかった。
「なに照れてんだよ」
「だって…こったの経験すたごどねす…」
案外と可愛いじゃないか…
淳一についついスケベ心が芽生えてしまう。
「どうせなら大自然でヌードを撮ってやるよ」
「いやだわ…そったのめぐせでね」
何を恥ずかしがっているんだか…
僕の気を引くために
おっぱい画像まで送っておきながら…
そう言うと
「そうよね…淳一ぐんにはわのおっぱい、
すでに見らぃであったわね」と言って
大胆に服を脱ぎはじめた。
冗談でヌードを撮ろうと言ったのだが
マジで脱衣をはじめるとは思っても見なかった。