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放課後のマドンナ
第8章 小百合の嫉妬

放課後、小百合は部活を休んで
下校する淳一の後を追った。

自転車通学の小百合は
すぐさま集団で下校する男子グループに追い付いた

「淳一~!」

名前を呼ばれた淳一は足を止めて後ろを振り返った

小百合が必死に自転車を漕いで
こっちに向かってくる。

「ほらほら、たまには一緒さ帰ろうって
彼女追っかげでぎだぞ」

親友の加藤が冷やかすように淳一に告げた。

「よせよ、付き合ってもいないんだからさ」

「なすて、おめばすモテるんだよ」

男子グループの一人が淳一に嫉妬した。

ひとクラスの男子7名に対して
女子は28名もいるのだから
数字上は男一人に対して
女を4人ぐらい付き合ってもおかしくはなかった。

「彼女が欲しければ
気に入った女子に告白すりゃいいじゃん」

「それがそうもいがねじゃよ
おなごはおどごの事、ガキ扱いするんだはんでさ」

加藤が女子が男子を
恋愛対象として見てくれないのだと言った。

「だはんで街まで行って、
他校のおなごに声かげるんでねが」

まあ、ナンパの成功率は低いけどよと
誰かが言うとみんなが一斉に笑った。

「そった中でも
わっきゃ数少ね成功者の一人だげどな」

加藤が自慢げにそう言った。

以前に淳一と一緒にナンパに行って
知り合った夏海とお付き合いをしているのだ。

「あったデブのどごがい?
あいだば家で飼育すてら豚抱ぐのど変わねど」

誰かが加藤を貶した。
加藤は「わの彼女だ」とみんなに夏海の写メを
自慢げに見せていたが
誰一人として羡ましがる奴はいなかった。

「おめんどバカだな
女はな、顔でねんだ、体だよ」

暗に夏海と肉体関係にあることを
加藤は吹聴したが、誰一人信じていなかった。


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