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放課後のマドンナ
第10章 結ばれる二人

淳一のスマホには
最初のひと月ほどは加藤から連絡があったが
次第に疎遠になりはじめた。

もともと幼少期から
共に育ってきた間柄ではないので
いなければいないで
少しずつ忘れ去られようとしていた。

尚子にしても
メールで『またエッチして欲しいなあ』と
興奮させようといろんな画像を送ってきたが
最初の頃は返事を返さないにしても
性欲が溜まって仕方ないときは
送ってきてくれた裸の画像で
自家発電させてもらったが
次第に尚子のヌードを見飽きてしまった。

尚子も画像を送りつける一方通行に嫌気がさし
次第に淳一の事を忘れはじめていた。

そんな中、
ただ一人、小百合だけが淳一の事を心配し、
来る日も来る日も淳一の家を訪問していた。

「淳一…ねえ、あの子、また来てるわよ」

たまには会ってあげたらどうなの?

部屋の前で美佐恵が淳一に呼び掛けても
「会いたくないから帰ってもらって!」と
いつも小百合を追い返した。

そのうち小百合だって僕を忘れてしまうんだ!
みんな、僕から去っていくんだ!

もはや淳一の心は荒んでしまい
誰も信用できなくなっていた。

やがて季節は冬になり
今年の初雪が、
どうやら積もりそうだという勢いで降り始めた。


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