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放課後のマドンナ
第10章 結ばれる二人

「淳一!雪よ
これは積もるかもしれないわね」

母の美佐恵の声に
都会育ちの淳一は雪が見たくて
思わず窓のカーテンを開けた。

そして、何気なく窓の下を見てみると
小百合が雪の中で淳一の部屋を見上げて佇んでいた

『あいつ、バカじゃねえの!』

傘もささずに降りしきる雪を頭から被り
肩にも雪が降り積もり白くなりはじめていた。

思わず淳一は引きこもっていることを忘れ、
部屋を飛び出すと、
そのままの勢いで家の外に出ようとした。

リビングでお茶をしていた美佐恵は
ドスドスと階段を降りてくる足音に驚いた。

「淳一?!」

散髪にも行っていないので
ロン毛になって薄い無精髭が生えて
すっかり風貌が変わってしまった息子に
美佐恵は驚いた。

「あんた、ようやく引きこもりを
止めてくれたのね」

思わず美佐恵は淳一を抱こうとしたが
当の本人はスルリと美佐恵の腕をすり抜け
一目散に家の外に飛び出した。

「あんた!まさか今度は家出?!」

慌てて淳一の後を追って
家を飛び出した美佐恵だったが
家の外で淳一といつも訪ねてきてくれる小百合が
熱い抱擁をしている光景に
思わず声をかけるのをやめた。


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