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放課後のマドンナ
第10章 結ばれる二人

炬燵(こたつ)に足を入れて
二人でコーヒーを飲む。
炬燵の中で二人の足が触れ合う…
何気ないスキンシップが
二人をいいムードにしてゆく。
「淳一の足…湿っているわ…」
「ああ…こんなに雪が積もるとは
思ってなかったからズックで歩いたから…」
「ねえ…お風呂に入れば?
お湯…沸いているよ」
お風呂かぁ…
冷えた体が入浴しろよと誘ってくる。
「そんな…お風呂までいただくなんて
なんだか、悪いよ…」
体の要求とは逆に
ここは断るべきだろうと、理性がそう言わせた。
「送ってもらった上に
風邪をひかせたら申し訳ないもの…
その間に雪で湿ってしまった上着を乾燥させるわ」
ホカホカになって帰路につくのも悪くないな…
「じゃあ…お言葉に甘えて…」
淳一は温まりたいという欲望に負けて
図々しいとは思いながらもお風呂に入った。
冷えた体に少し熱めのお湯が心地いい。
ずっとシャワーだけだったので
ようやく人間らしさを取り戻しつつあった。
ガラッ…
突然浴室のドアが開いて
小百合が飛び込んできた。
「ごめんなさい…
私も寒気がしてきて我慢できなくて…」
ヌードは恥ずかしいのか
小百合はスクール水着を着用していた。

