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放課後のマドンナ
第10章 結ばれる二人
「謝る事はないさ…
君んちのお風呂なんだし…」
「ホントごめんね…
ふしだらだなんて思わないでね」
小百合もバスタブに体を沈めてきた。
湯が滝のように流れてゆく。
「もう、このまま淳一と
会えないんじゃないかと思っていたわ」
来る日も来る日も、
ずっと淳一を訪ねてきてくれては
いつも家の外から淳一の部屋の灯りを見続けて
「今日も会えなかったわ」と、
しょんぼりしながら家に帰る…
そんな日々を思い出したのか
小百合はポロポロと涙を流した。
「ごめん…
毎日、来てくれていたのは知っていたんだ
でも…失恋してしまって
女々しい姿を誰にも見られたくなくて…」
「女々しくなんかない!
私も愛する人を思う気持ちをたくさん知ったわ」
もう引きこもったりしちゃイヤよ
そう言って、もう逃がさないとばかりに
小百合は淳一にしがみついた。
スクール水着を着ているとはいえ
女性とこうして入浴するというシチュエーションに
淳一の股間は見事に反応していた。
おまけに小百合にしがみつかれて
久々の女体の柔らかさを感じて
ムラムラしてきてしまう。
ムラムラ?
いや、違う…
そういう淫らな気分を通り越して
クラクラしてきた。
久々の入浴なのと
熱い湯に淳一はのぼせてしまったのだった。