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放課後のマドンナ
第5章 恭子の色香
「さて、何を飲まれます?
カウンターへ行って注いできますよ」
「コーヒーでいいです」
ぶっきらぼうに答えた。
あまり機嫌は良くないのよと
憮然とした表情で江坂を睨んだ。
「はいはい、コーヒーね
ちょっと待っててね」
ドリンクバーへ向かう江坂を見送り
このままソッと店を出ようかしらと思ったが
江坂は警戒心が強いのだろう
ドリンクバーのカウンターから
何度も振り返って恭子を監視している。
『ふう~…何で私に付きまとうのよ…』
今度、江坂の自宅に電話して
奥さんにさんざん文句を言わなきゃと
恭子はイラついた。
「はい、お待ちどうさま」
コーヒーカップ二つを手にして
上機嫌で江坂はテーブルに帰ってきた。
「あの…どうして私に付きまとうんですか?」
恭子は疑問に思っていることを
ストレートに聞いてみた。
「う~ん…何だろうね
今日はなんだかすごく君が色っぽいからさ
ついついこうして
一緒にいたくなっちゃったんだよ」
「色っぽい?」
「そう。先週の君とは雲泥の差だよ
何か良いことでもあったのかい?」
女たらしの江坂は
恭子が淳一とセックスして
フェロモンを大放出していたので
敏感にキャッチしていた。
「色っぽくないですよ
いつもの私と変わりませんから」
そう言いながらも
さすがに女たらしの江坂先生ねと
感服せずにはいられなかった。