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第8章 甥にバスルームを覗かれて

シャワーを浴びるためバスルームに行った。
脱衣所の洗濯篭に昨日ケン君がたたんでくれた下着を入れようとしたとき、蓋を開けた途端、なんだかいつもと違う匂いがしたの。
青臭い匂い・・・

（え？）

男性の精液の匂い・・・？

あたしは中からケン君のブリーフを取りだしてみる。
シミになっている。


（あん！　エッチぃ・・・やっぱりあたしの裸・・・見たのかなぁ）


下にあるトランクス型の下着もチェックしてみた。
それにも大きなシミがついている。


（え？　これも・・・。ということは何度もイッちゃったってこと？）


あたしの頭の中に、元気なペニスを自分でしごきたててているケン君の映像が浮かぶ。
やせてしなやかな少年が、あたしのことを思ってオナニーしている・・・


何故か悪い気はしなかった。
それは嫌悪感というより、甘くせつない、名付けられない感情だった。


あたしはシャワーを浴びた。

全身にくまなく熱い飛沫を洛びせた。
狭間の秘裂を開いて、とくに女の部分をたんねんに洗った。


初恋のひと、妻子ある男性、ダーリン、・・・あたしの身体を知る男たちの顔が浮かんだ。
なぜか、ケン君の顔がちらついた。


美少年といったタイプじやないけれど、素朴で、純真さの現われた利発そうな額をしている。
ケン君のきりっとした口もとが浮かんでくる。


あたしはシャワーノズルを暖から冷との中間に切り替えた。
やや冷たい飛沫が繁みに跳ねた。


ビデのかわりにシャワーの噴き出し面を上にむけて、太腿にはさみこんだ。
そうしながら、もう一度、秘裂を指先でひろげた・・・