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執着系副社長から逃げられない
第4章 矛と盾
「よし!これくらいあればお金も足りるだろ♪」

夜勤明けの朝、退勤するなり早速身支度をする美佳
(あの薬があれば、半年間妊娠しないで済むはず!!)
ウキウキで駅に向かう途中

「美佳?」
「!!!!」
「今日休みじゃないのか?珍しいな朝から外出なんて」
「えっと・・・あの、ちょっと買い物したいものがあって」
「そっか。俺はこれから日帰りでクライアントの所にちょとな」

今一番合ってはいけない人物に遭遇してしまうなんて・・・
動揺を隠せない美佳だったが良介急いでいるようで

「美佳、夜は予定空いてる?」
「うっうん!」
「じゃ、こっちに戻ったら連絡するから」
「んんっっ」
急に美佳の頭の後ろに手を回した良介は唇を近づけると舌をこじ入れる
良介の胸元を両手で押し返し離れる美佳

「ちょっ!バレないように外ではキスや接触はしない約束でしょっ」
「ははっ!ごめんごめん抑えがきかなくなってつい」
優しい目で見つめながら美佳の頭をなでる良介
「気をつけてな」
「う・・・うんっ!行ってくる。良介も気をつけてね」
「おぅ。変な男に声かけられないようにな」
「ふふっ大丈夫だよ~!」
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