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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第4章 日帰り温泉旅行①
入浴客の中には若い女性の入浴を待ちわびる男性も多いと聞く。それ目当てで何時間と入り浸る者もいるらしい。
そういう者達が梨果にどういう反応をするか、また梨果自身がどういう反応を示すかが楽しみだった。

「ふぇぇーん。これも訓練なの?」

「恐らくここには知り合いはいないから絶好のロケーションだと思うよ。」

「えぇー。…でもまぁせっかくだから入ってみようかな。」

梨果がまんざらでもない回答をするのはわかっていた。彼女は今、“視られる事”への自分の反応、そして男の反応に興味津々なのだ。

「じゃあ入ろうか。脱衣場は男女別だから梨果さんはあっちね。」

「はい。わかった。」

緊張した面もちの梨果を見送る。沢山の男性が脱衣場に入る制服姿の梨果に注目していた。

私は梨果が脱衣場から出てくるのを先に入浴しながら待っていた。

見渡すと夏休みも終盤のためか学生や家族連れは見あたらず、単独男性が四割。おばさんグループが三割。老夫婦やカップルらしいペアもおり、少数だが単独女性もいた。

無色透明の湯でタオルを浸けるのも禁止されている為、浸かれば自身を隠す手段はない。

向かいに30歳くらいの美女がおり、豊満な乳房は色気を放ち注目を浴び、私も見とれてしまっていた。彼女が今、この浴場のヒロインなのは雰囲気でわかった。

カップルの彼女達もなかなかの美女揃いで彼氏達は誇らしげに見えた。

複数の女性たちの裸体を見比べるとそれぞれ個性があり魅力的で絵に描きたいほどだった。

何をしているのか梨果が脱衣場に入って10分は経過していた。単独男性数人がそんな美女達に目もくれず脱衣場の出口を眺め、梨果の登場を待ちわびていた。恐らく少女趣味の者だろう。制服姿の梨果はその手の者達には流涎だと思われる。

脱衣場の暖簾が開き、裸の梨果が出てきた。前にタオルを垂らして胸と下腹部を隠している。
白く華奢な身体は周りとは明らかに異彩を放ち、背中から細い腰、丸く膨らんだ尻が瑞々しく相変わらず素晴らしいラインを描いていた。
待ちわびていた単独男性たちは目を見開いて梨果の姿に驚愕していた。その気持ちはよく理解できる。私も初めて梨果の裸体を見たときは驚愕したものだ。

梨果はそわそわとした挙動でタオルを気にしながら慎重に歩いてきた。

「梨果さん、ここだよ。」

「ひゃー。恥ずかしいよー。」
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