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第1章 かくも愛しき田園の一日

「当たり前じゃないか。…オスカーは、僕の一番大切な人だもの。大人になっても僕たちは一緒にいるんだ」
「…アルフレッド様…」
…私の天使は、こともなげに私の心臓を撃ち落とすような言葉を平気で投げかけるのだ。

アルフレッドはにっこりと笑うと、
「…オスカー」
と口に手を当てて小さな声で囁く。
オスカーは少し身を屈めてアルフレッドの声を聞こうとする。
「…オスカー、大好きだよ。ずっと一緒にいようね」
オスカーの耳元を温かな吐息と共に、甘い言葉がくすぐる。
そして…
小鳥が啄むような愛らしいキス…。

「ア、アルフレッド様…！」
オスカーは顔に朱を上らせ、頬に手を当てた。
「おやすみ、オスカー。また明日ね！」
アルフレッドは元気に寝台に駆け上がると、ブランケットの中に潜り込む。
そして、あっと言う間にすやすやと寝息を立てた。
オスカーは首を振りながら、苦笑する。

アルフレッドのブランケットをきちんと直しながら、その清らかな陶器のような白い額に愛しげに唇を落とす。
「…おやすみなさいませ。私の愛しいアルフレッド坊っちゃま…」
そして枕元のランプの灯りを消すと、そっと部屋を後にした。