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蜜愛~男になった女~
第3章 【白桜記】 其の三・巡る想いは
「―」
 うなだれた典姫に、おさとの方は優しく言い諭した。
「私も姫様とご一緒にお勉強させて頂ければ、どのように愉しいかとは思いますれど、それでは西条先生に申し訳が立ちませぬ。そこのところをご理解頂けませぬか?」
「はい、判りました」
 素直な典姫はすぐに頷いた。そんな典姫をおさとの方は微笑んで見つめた。
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