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蜜愛~男になった女~
第3章 【白桜記】 其の三・巡る想いは
 信頼の視線の先には高嶺桜がひっそりと佇んでいる。昨日の雨でわずかに散り残っていた花もすべて散り、緑濃い葉が陽光に照り輝いていた。
「桜は散るからこそ美しいのだとお父上様が仰せられたと、典姫様が申されておりました」
 おさとの方にとって、あの言葉は愕きであると共に実に印象的だった。散る花の哀れを感じるなぞ、信頼らしからぬ行為だ。折角美しく咲いている花を癇癪を起こして、平気で手折ってしまうような男なのだ。
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