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荊の国
第2章 遼とケイン

その日本人は、黒髪で切れ長の綺麗な目をしていた。
名前は遼。背は高く、年は23歳。
有名中高一貫の後、難関大を出たハンサムなエリートだが、
殺人で死刑判決が出ていた。
整形なんて必要ないだろう、という所見がある…はずもなかった。
医師たちは、すでに十分綺麗な瞳を、大きくてつぶらな
全く別の美しい目に整形してしまった。
肌の色は白く脱色された。髪は濡れたような金髪。
全体として若返り手術もされた。
無垢な稀にみる美少年…
医者たちも、出来栄えに息をのんだほどだった。
遼は、一糸纏わぬ姿で、群衆に囲まれた。
「奴隷の競売と同じだな」
人々は熱狂し、美少年の競りに興じた。
懲罰係を決める競りだ。
「あ、あの人は嫌…」
遼は、ふと思った。筋肉質で大きな躰、色黒で粗野な風貌、力強い手。
ワイルドで強そうではある。でも、見るからに、罰が厳しそうだ。
嫌な予感は当たるもので、1時間後、その男は遼の係になった。
名前はケイン。国籍不明の金持ちだ。
「よろしくな」
決まった直後、遼は握手代わりのビンタで吹っ飛んだ。
そして、台に拘束され、初めての公開スパンキングを受けたのだった。
群衆は熱狂した。
そして、その内容は、そのまま全世界に流れたのだった。
名前は遼。背は高く、年は23歳。
有名中高一貫の後、難関大を出たハンサムなエリートだが、
殺人で死刑判決が出ていた。
整形なんて必要ないだろう、という所見がある…はずもなかった。
医師たちは、すでに十分綺麗な瞳を、大きくてつぶらな
全く別の美しい目に整形してしまった。
肌の色は白く脱色された。髪は濡れたような金髪。
全体として若返り手術もされた。
無垢な稀にみる美少年…
医者たちも、出来栄えに息をのんだほどだった。
遼は、一糸纏わぬ姿で、群衆に囲まれた。
「奴隷の競売と同じだな」
人々は熱狂し、美少年の競りに興じた。
懲罰係を決める競りだ。
「あ、あの人は嫌…」
遼は、ふと思った。筋肉質で大きな躰、色黒で粗野な風貌、力強い手。
ワイルドで強そうではある。でも、見るからに、罰が厳しそうだ。
嫌な予感は当たるもので、1時間後、その男は遼の係になった。
名前はケイン。国籍不明の金持ちだ。
「よろしくな」
決まった直後、遼は握手代わりのビンタで吹っ飛んだ。
そして、台に拘束され、初めての公開スパンキングを受けたのだった。
群衆は熱狂した。
そして、その内容は、そのまま全世界に流れたのだった。

