この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
荊の国
第2章 遼とケイン
「…綺麗な屋敷」
腫れ上がったお尻の痛みに耐えながら、
遼は車から引き出された。

着いたのは、広い洋風の館だった。
綺麗なスーツに身を包んだ10代後半と思われる美少年たちが出迎えた。
「おかえりなさいませ、ご主人様」声を揃える。

「遼。今日の買い物だ。翔、案内してやれ。」
ケイン氏は、簡単に遼を紹介し、最後尾のシャイそうな美少年に委ねた。

透き通るような茶髪、白い肌、深い緑色の綺麗な瞳をしている。
何て長い睫毛…
はにかんだ様に笑って目を伏せた翔を見て、遼は思わず心惹かれた。

「此方へ」
翔は、ケイン氏が中に入った後、カメラマン付きで遼に館を案内した。

館の中は、全て豪華で、美しい。しかし、冷たい。
そして、どこかしこ、不穏なものが置かれているのに、
遼は気づかずにいられなかった。

鎖、拘束具、拷問具…
厳重なセキュリティーの部屋部屋…
地下には当然の様に、石造りの暗い牢屋もあった。

「窓を開いて。そこで、もっとよくお尻を見せて」
新しい犠牲者を紹介するビデオを作成するカメラマンは、
遼に時々注文を付けながら、屋敷の要所要所を撮影していった。

まるでAVだな… いやAVなのか…

遼は、裸の身体を意識せずにはいられなかった。
「服は?」
「まだだよ。ご主人様のお許しが出るまではね。」

最後に、3階の小さな部屋に案内された。
「ここが君の部屋だよ」
「………」

アンティークの様な机と椅子、鎖と手錠付きの豪華な天蓋ベッド、
クローゼット、鞭やパドルが入った飾り棚、壁には、手錠と足かせ…
全てが美しく豪華だ。だけど…
/11ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ