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カクテル好きの男たち
第2章 最初のお客さま

「自分をおばさんだなんて言ってはいけませんよ
貴女は素敵な女性なんだから」

「よく言うわ…
心の中ではおばさんと思っているクセに…
女として見てくれるのなら証拠をみせて欲しいわ」

「いいですよ」

香川はカウンター席から身を乗り出すと
珠代に軽くキスをした。

「まあ!」

こんなに突然キスをされたのは初めてだった。


「香川の奴、また女に手を出してるよ」

やれやれといった口調で豊田は香川を貶した。

「放っておきましょうよ
そのうち女性問題で懲戒免職になるわ」

良美は、そんなことで驚いていちゃ
ここで秀一にされたことを話したら
きっと豊田は腰を抜かすだろうなと思った。

「お前も香川に手をつけられたか?」

豊田らしくもなく良美の事を心配してくれた。

「そうね、警察学校の時に
柔道の寝技でおっぱいを揉まれたぐらいね」

「えっ?」

そんなこと初耳だぞと、豊田は驚いた。

「うふふ…あんたもおっぱいを揉みたかった?」

「よせやい、俺は清廉潔白な警察官なんだ」

警察官だって男なんだから
欲望に負けてもいいのよ

そう言って良美は豊田の手を取って
おっぱいの膨らみに導いた。

「おい、やめろよ!」

拒む台詞を口にしたが
おっぱいに添えられた手をどかそうともしない。

「あんた、まだ童貞でしょ?」

「誰が童貞だって?」

女の一人や二人は抱いたことがあるさと
豊田は良美のおっぱいをムニュムニュと揉んだ。

「お前…意外とおおきいんだな…」

ゴクリと生唾を飲みながら豊田は感激した。


「ソファのお二人さん、体を触り始めたわ」

チラッとソファに目をやって
私たちはどうする?と珠代は香川を誘った。


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