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OL 由美香 恥辱の契り第二章
第2章 ホステス
やがて二人を乗せた車は、
あるマンションに着いた。
「ここは…?」
「僕の隠れ家だよ」
伊織は会社を経営する金持ちだ。
女と遊ぶ場所として秘密の部屋を持っている
隠れ家と呼ぶには余りある高級なマンションだ。
「さ、降りて」
「はい…」
車を降りると伊織が肩を抱いてきた。
「ふふふ…」
胸元を見ていやらしい笑みを浮かべる。
下心丸出しの伊織を見て
彼の情欲が昂っているのだなと思った。
最上階の部屋に入る。
隠れ家と言うが、みどりのマンションなど
比べ物にならないぐらいに豪華な部屋だ。
金持ちのレベルの違いに圧倒される。
「何か飲む?」
「そうね…なんでもいいわ」
いつもと逆の立場だ。
誰かに水割りを作って貰うというのが
こんなにも気持ちいいものだと
感じずにはいられない。
キャバクラとは違い、
全てが伊織の主導のもとに時間は過ぎる。
伊織はみどりに水割りを与えてソファに座らせ
隣で一人でワインを飲んでいた。
「みどり、お前ほどの女だから
ちゃんとパトロンがいるんだろ?
僕にはいないと言ってたのにね」
「いませんわ…」
ここは伊織の部屋だ。
キャバクラとは違い守ってくれる人は誰もいない。言葉と態度には気を付けなければいけない。
おまけに伊織は、
あの店にかなりの出資をしていると聞く。
いわば、影のオーナーと言っても過言ではない。
「パトロンとは、いつセックスした?」
「えっ…?」
パトロンなどいないと答えたのに
すでに伊織は全てを見透かしているようだ。
お店では、そんな会話など
持ちかけて来たことなどなかった。
目の前の伊織が、もはや客ではない事を
改めて感じさせられた。
「隠さなくてもいい。いつセックスした?」
「せ、先週の土曜日です…」
伊織はニヤリと笑う。
「という事は5日間もセックスしてないんだ。
へぇ…、俺だったらお前となら毎日でも
したいぐらいなのになぁ…」
そう言ってみどりの太ももを手を撫でてくる。
みどりはビクッとしながらも抵抗しなかった。
ホテルで何度か伊織に抱かれた事があったが
いつも過激で荒々しく抱いてきた。
こんなに優しいと怖さを感じる。
そんなみどりの太ももを
ゆっくりと撫で回す伊織だった。