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OL 由美香 恥辱の契り第二章
第9章 決別
由美香と佳子が連れ込まれた部屋は
霞ヶ浦が別荘に滞在中に使用する寝室だった。
てっきり別の調教部屋があるものだと
覚悟をしていた由美香は拍子抜けした。
「今夜は共に調教を頑張ったご褒美に
ノーマルセックスで逝かせてやろうと思ってね」
スーパーキングサイズのベッドなので
二組の男女が愛し合うには充分な広さだが
佳子は気に入らなかった。
何故ならば、ここは霞ヶ浦が執務から逃れて
休息する場所で
春と秋の年に二回だけ
佳子を抱いてくれるベッドなのだから
由美香と伊織には使用して欲しくなかった。
「ほら、メス豚佳子、そんな顔をするな
複数あるうちの客間を使ってもらうのもいいが
近くにアイツが寝ているだろ?
起き出してきて悪さをされても困るしね」
霞ヶ浦が言う「アイツ」とは
もちろん金沢の事だと佳子も理解した。
なにせ、あの男の調教は
調教という名を借りた拷問だったので
あの男と関わり合うのは佳子も懲り懲りだった。
今も電極棒を射し込まれ、
電撃された肛門はヒリヒリと痛み
その奥の直腸も火傷したのではないかと思うほど
不快な鈍痛が残っていた。
「そうでございますわね
あの金沢という若者には私たちの逢瀬を
邪魔されたくありませんものね」
佳子は、ずっと抱いていた由美香への敵視をやめ
初めてマゾ同士の情けをかけた。