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OL 由美香 恥辱の契り第二章
第3章 IT業界の寵児 霞ヶ浦 尚
霞ヶ浦にしても
なぜか由美香に惹かれた。
席を立たずに由美香を侍(はべ)らせて
かなりご機嫌になった。
「他の店から引き抜かれたのですか?」
「いえ…つい先日までOLをしていました」
「それは面白いですねえ」
さあさ、もっとお寄りなさい。
霞ヶ浦はそう言うと由美香の肩を抱いてきた。
やがてその手は
肩を滑り降りて豊満な胸へと伸びてくる。
「触られるのは不快ですか?」
「いえ、ご主人様が望むのであれば…」
ハッ!!
雰囲気が似ているので
つい、伊織に胸を揉まれている気分になって
お客さまのことを「ご主人様」と呼んでしまった!
「はははは!ご主人様か~!そいつはいい!!」
うっかりいつもの癖で口に出た言葉が
どうやら功を奏したようだ。
「君…え~っと…由美香だっけ?
いい人はいるのですか?」
「いい人?」
「彼氏はいるのですか?」
「いえ…おりません…」
心に決めたご主人様ならいますけれど…
思わずそのように口走りそうになったが
由美香はグッと堪えた。
「じゃあ、パトロンもいないわけですよね?
どうでしょう、私で良ければ
あなたに出資したいと考えているのですが…」
「いえ…そんな勿体ない…」
変わった女だと霞ヶ浦は興味を抱いた。
この道で生きていくのなら
パトロンの誘いを断る女などいないと思っていた。