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OL 由美香 恥辱の契り第二章
第6章 調教の始まり
霞ヶ浦は無言で先を歩いてゆく。
広い別荘はまるで迷路のようだ
やがて廊下の突き当たりの階段を降り始めた。
『えっ?地下?』
どうやら地下室があるようだ。
地下室へと続く階段の踊り場からは
壁にクロスが貼られていなくて
コンクリートの壁が剥き出しとなっていた。
「ここを使うのは君が初めてだよ
こけら落としを君が務めるんだ、
光栄に思いなさい」
そう言って霞ヶ浦は
階段を降りきった突き当たりの
重厚そうな扉を開いた。
ずっと開放せずにいたのか
扉を開けた瞬間、
ジトっとした湿気とカビ臭い匂いがした。
「さあ、お入りなさい
これから君を、
もっと素敵な女に改良してあげます」
ぐいっと手を引っ張られて
由美香は部屋の中央にまで引きずり込まれた。
一目見てそこが、ただならぬ部屋だと知らされる。
壁にオブジェのように設置された磔台。
木馬のようだが鞍は丸みのない三角木馬。
天井からは鎖が伸びていて
その先には手錠が…
部屋の片隅のテーブルには
ところ狭しとバイブやローター類と共に
麻縄や真っ赤な蝋燭(ろうそく)が置かれていた。
「まだまだ私も勉強中で使いこなせないんだが
今の段階の成果を君の体で味わってもらおう」
まずは緊縛からだよ
嬉しいかい?
霞ヶ浦はテーブルから麻縄を手にした。