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ボクっ娘ファンタジア
第6章 妄×歪
結局何も対抗策が浮かばないまま次の日の朝を迎えてしまった
とりあえず学校にいこう…
私は着替えや歯磨きを済ませ鞄を持ち、学校に行くため家を出た

本来は沙織と登校する筈なのだが、またいつもの通り"寝坊したから先行ってて"というメールが来たので今日も一人で登校することとなった

一人歩いていると、誰か前からこっちに向かい走ってきた
遠目でもそれが誰だかすぐにわかった、ヴェロニカだ

「おはようございます葵先輩!」
「なんで?あなたの家こっちなの?」
「いいえ逆方向ですよ、でもこっちにくれば沙織先輩に会えるかなと思って」
「それは残念、今日沙織は遅刻よ」
「じゃあ私ここで待ってます!」
「そ、いいけどあなたも遅刻するわよ」
「別にかまいませんよ、私は葵先輩みたいに見捨てて先に行く人じゃありませんから」
「…っ!」
「勝手にすれば?」
「あ、そうそう」
「今日全校生徒に配布するあの動画が入ったDVD忘れちゃいました、よかったですね先輩」
「そう」
「あれ~?大ピンチなのに反応薄いですねー」
「どっちみち公開するんでしょ?もう泣こうが喚こうが何をしようがあなたは絶対にやめない、分かってる」
「それに沙織はあれを見たら私から離れてしまう、その前に今日…」
「何でですか?」
「え…?」
「葵先輩と沙織先輩は親友なんでしょ?なんで最初に離れていくと思ってるんですか?何で親友だしわかってくれる、理解してくれると思わないんですか?」
「それは自分に自信がないからですか?沙織先輩との関係に自信がないからですか?」
「そういうわけじゃ…」
「そんな人には沙織先輩を親友と呼ぶ資格も愛する資格もないですよ」
「あなたに何がわかるっていうの!?」
「きっと先輩と登校するのが嫌だからわざと遅刻してるんじゃないですか?」
「内心ウザいと思われてるかも、いや思われてますよ」
「きっと親友とも思われてませんよ」
「そんなの…全部あなたの妄想じゃない!根拠もないのに…!」
「どうだか、こっちは親友と思ってても相手は思っていないというのはよくあることです」
「でも沙織は私になんども親友だって言ってくれた…」
「そんなの口先だけならいくらでも言えますよ、親友じゃないって言うとめんどくさいから合わせてただけじゃないですか?」
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