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ボクっ娘ファンタジア
第7章 責
昼休みの廊下
せーんぱい!という声がして、後ろを向くとヴェロニカが立っていた

「どこ行くんですか?」
「葵に呼ばれたから中庭に行くところだよ」

ボクがそういうとヴェロニカはなるほどと頷いた

「私も行っていいですか?」
「でも…」
「でも?」

どうしよう…、葵は二人きりで話したいような感じだったし
でもヴェロニカに来ないでなんて言えないし…
「もしかして私、邪魔ですか…?」
「いや、そんなことはないけど…」
「邪魔だったらすぐに消えるんでとりあえず着いていくだけいいですか?」
「うん…それだったら…」
「やった!じゃあ行きましょう先輩」

結局ヴェロニカと行くこととなった

中庭に行くといつも先に来てるはずの葵の姿がなかった

「あれ?まだ来てないみたいだね」
「自分で呼び出しておいて遅れてくるなんて」
「でも葵は昼休みでも生徒会の集まりで忙しいし…」

ヴェロニカとそんな話をしていると、葵が慌てた様子で走ってきた

「ごめん、遅れて…って」
「なんでヴェロニカもいるの?」

ヴェロニカを見た瞬間、葵は険しい表情になる
しかしヴェロニカは変わらずニコニコしていた

「なんでって、沙織先輩が好きでずっと一緒に居たいからですよ」
「悪いけど、二人きりで話があるの」
「ええ~、沙織先輩は私がここに居たらダメですか?」
「ごめんね、葵は二人きりで話したいみたいだから」
「私は邪魔ってことですね」
「いやそうじゃないけど…」

ボクがそう言った後、葵が冷静かつ冷たい感じで「ええ、邪魔よ」と言った

ヴェロニカは一瞬ムッとしたがすぐに葵の耳元で何か囁くとまたニコニコしながらボクの隣に戻ってきた

「私もここに居ていいですよね?葵先輩」
「…好きにすれば」
「そういう訳なんで、楽しく三人でお話しましょう!」
「うん…」
「…」

こうして微妙な雰囲気の中、木の下に座り三人で話ながら過ごす
話ながらと言ってもずっと黙り続けてる葵と一人で休みなく喋り続けるヴェロニカ
そしてボクはそんなヴェロニカに適当に相槌をうつだけだったが…

そして昼休み終了のチャイムが鳴ると、ヴェロニカは立ち上がりスカートに付いた草を払って「それじゃあ先輩、またすぐに会いましょう」と言い校舎内に消えていった
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