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ボクっ娘ファンタジア
第8章 恐怖と逃げ
「話し合う前にまずは一発、叩かれる理由はわかりますよね?」
「前に私があなたを殴ったから?」
「その通り!沙織先輩関係なくこれはただ、前に殴られた事への恨みの一撃です。これでおあいこでしょ?」
「そうね、いいわ」
「ついカッとなって手を出したのはさすがに自分でもやりすぎだと思ったし」
「さて、スッキリした所で本題にはいりましょうか」
「改めて言います、沙織先輩を諦めてください」
「断るわ、そっちこそ手を引いてくれないかしら」
「こちらもお断りします」
「…困ったわね、今日で終わらせるつもりで来たのに」
「いつまでもこんなこと続けても仕方ないし、私も終わらせるつもりでいたんですけどこれじゃ今日も決着つかなそうですね…」
「どうするの?いつもみたいにあの動画使って私を脅す?」
「ああ、あれですか」
「最初からあんなの使うつもり無かったですし公開もする気も無いですよ」
「…はぁ?」
「だってあんなの必要ないです」
「じゃあ今までのはなんだったの?」
「あれで脅すと葵先輩がビクビクして面白かったので」
「でも葵先輩が開き直ってビクビクしなくなってしまったのであの動画は用済みです」
「それにあんなの使って手に入れるより実力で手に入れる方がいいですから!」
「実力ねぇ…あなたに出来るかしら?」
「さぁ?どうでしょう」

このままだと本当に埒が明かない
ヴェロニカをなんとか諦めさせる方法を考えないと
沙織に選んでもらう…?
いや、片方を選べばもう片方を傷つけてしまう
優しい沙織の事だ、それを嫌がり選べないだろう
それに私は一回振られてるし、会って間もないヴェロニカが選ばれるとも思わない
両方選ばれなかったら…
そんな私の考えは私とヴェロニカを呼ぶ沙織の声で停止した

「葵!ヴェロニカ!」

「沙織!?どうしてここに?」
「沙織先輩、どうしてここに?」

ヴェロニカと同じタイミングで同じようなことを言ったが今はそんな事どうでもいい
なぜ沙織がここに来たのか、それだけが気になった

「元はといえばボクがはっきりしなかったのが悪かったんだ…」

嫌な予感がする、これは本当に…

「今ハッキリさせる、だから」
「二人に聞いて欲しいんだ、今のボクの気持ちを、特に葵に」

「嫌っ…私は嫌よ…」

思わず走って公園を出る
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