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ボクっ娘ファンタジア
第8章 恐怖と逃げ
もしも私が選ばれなかったらそれはまた振られた事になる
しかもまだ約束した二回目の告白もしないでまた振られるなんて嫌
色々あって告白できなかった?
違う、本当はまた振られるのが怖くて出来なかっただけ
それに二回も振られたら私、これからどうやって沙織と接していいのか
気まずくなってもう話すことすらなくなるのではないか
沙織はもう親友でいてくれないのではないか
そんな事を考えてしまい思わず公園から走って出てしまった
自分から逃げて今も大好きな沙織から逃げて自分がなさけない
どのくらい走ってきたかわからない
気がつくと自分の家に帰ってきていた
家の中に入ってすぐママと会ってしまった
今は誰とも話したくないのに…めんどくさい
「お帰り葵、ご飯…」
「いらない!」
怒鳴るようにそう言うと自分の部屋に入り鍵を掛けた
部屋に入ってすぐ姉がドア越しに話しかけてくる
「あーおーいー、開けてー」
「嫌よ」
「ここ二人の部屋だって忘れてる?入れないとお姉ちゃん困るんだけどー」
「そんなの知らない!」
「なに怒ってんの…?もしかして生理?それならわかるなー、生理の時お姉ちゃんも…」
「違う!」
「じゃあ何なのよ…」
「言わない、お姉ちゃんには関係無いことだから」
「あっそう、じゃあいいわ」
「ママー!葵が部屋に籠ってて入れない!」
ママにチクりに行ったらしい
しばらくして二人が話ながら部屋に向かってくる
「葵が激おこなの!」
「激…なに?」
「もうなんでもいいからなんとかして!」
「はいはい」
足音がこっちに近づいてきて、私の部屋(正確には私と姉の部屋だが)の前で止まった
「葵、学校で何かあったの?」
「別に、何もない」
「もしかして沙織ちゃんと何かあった?」
「沙織は関係ない!」
「やっぱり沙織ちゃんと何かあったのね」
「だから違うって…うん」
母に隠し事は出来ない
何故かいつも見透かされてしまう
「一人で溜め込んでいても辛いだけ、ママに話して楽になりなさい」
「引いたり嫌いになったりしない?」
「ならないわよ、あなたのママですもの」
それから今まで合ったことを全てをママに話した
沙織が好きだということやヴェロニカとのケンカのこと、そして沙織の気持ちを聞くのが怖くて逃げてきたことなど全てを
しかもまだ約束した二回目の告白もしないでまた振られるなんて嫌
色々あって告白できなかった?
違う、本当はまた振られるのが怖くて出来なかっただけ
それに二回も振られたら私、これからどうやって沙織と接していいのか
気まずくなってもう話すことすらなくなるのではないか
沙織はもう親友でいてくれないのではないか
そんな事を考えてしまい思わず公園から走って出てしまった
自分から逃げて今も大好きな沙織から逃げて自分がなさけない
どのくらい走ってきたかわからない
気がつくと自分の家に帰ってきていた
家の中に入ってすぐママと会ってしまった
今は誰とも話したくないのに…めんどくさい
「お帰り葵、ご飯…」
「いらない!」
怒鳴るようにそう言うと自分の部屋に入り鍵を掛けた
部屋に入ってすぐ姉がドア越しに話しかけてくる
「あーおーいー、開けてー」
「嫌よ」
「ここ二人の部屋だって忘れてる?入れないとお姉ちゃん困るんだけどー」
「そんなの知らない!」
「なに怒ってんの…?もしかして生理?それならわかるなー、生理の時お姉ちゃんも…」
「違う!」
「じゃあ何なのよ…」
「言わない、お姉ちゃんには関係無いことだから」
「あっそう、じゃあいいわ」
「ママー!葵が部屋に籠ってて入れない!」
ママにチクりに行ったらしい
しばらくして二人が話ながら部屋に向かってくる
「葵が激おこなの!」
「激…なに?」
「もうなんでもいいからなんとかして!」
「はいはい」
足音がこっちに近づいてきて、私の部屋(正確には私と姉の部屋だが)の前で止まった
「葵、学校で何かあったの?」
「別に、何もない」
「もしかして沙織ちゃんと何かあった?」
「沙織は関係ない!」
「やっぱり沙織ちゃんと何かあったのね」
「だから違うって…うん」
母に隠し事は出来ない
何故かいつも見透かされてしまう
「一人で溜め込んでいても辛いだけ、ママに話して楽になりなさい」
「引いたり嫌いになったりしない?」
「ならないわよ、あなたのママですもの」
それから今まで合ったことを全てをママに話した
沙織が好きだということやヴェロニカとのケンカのこと、そして沙織の気持ちを聞くのが怖くて逃げてきたことなど全てを