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第4章 躾

『無沙汰は無事の便り』
なんてことわざがあるけど、今はその音信不通が私の唯一の救い。

それと同時に……

私が一人になったという現実を突きつけられる傷でもある。


すすまない食事は二口で終わり、食べかけのサンドウィッチを握りしめ、必死に泣くのを耐えていた。


絶対、ここから逃げ出して……海とお母さんを探し出す。


私の家族はあの2人だけなんだから！！